マンダレイ・ベイは3月2日にオープン予定

公開日 : 1999年01月01日
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 ストリップの南端近くに建設中のカジノ「マンダレイ・ベイ」が今年3月2日にオープンします(但し変更の可能性ありとのこと)。これはサーカス・サーカス系列のカジノで、これにより、エクスカリバー、ルクソールそしてマンダレイ・ベイと同系列のカジノが3つ隣接して立ち並ぶことになります。3,700室を備えたこのメガ・リゾートは、ミステリアスな南国の楽園をテーマにしていますが、「ホテルの中のホテル」というコンセプトのもと、35階から39階までは一流ホテルとして名高いフォー・シーズンズ・ホテルが「普通のホテル」として、フロントや入り口をマンダレイ・ベイとは完全に別個とした、五ツ星のサービスを目指すほか、34階のワン・フロアーには米国南部をテーマにした、ハウス・オブ・ブルース風に内装されたお部屋が用意される予定です。 12月30日現在、オープニング初日の予約は可能で、お値段は一泊169ドルからになります。宿泊料金は、予約状況などによって変動する可能性があることをお心置きください。電話予約は、アメリカ国内からはトール・フリー番号1-(877) 632-7000、そして日本からは(702)632-7000へどうぞ。英語での予約が不安な方は旅行代理店に頼むといいでしょう。この番号でマンダレイ・ベイとハウス・オブ・ブルース・ホテルの予約が可能なほか、フォー・シーズンズの電話予約番号はトール・フリーで1-(877)-632-5200です。 ハウス・オブ・ブルースは元はといえば、その名の通りブルースを中心に、ロックやスウィング、レゲエなどの様々なホット・ミュージックを提供し続ける、ライブハウス&レストランで、オリジナルであるロスアンジェルスのサンセット大通り店を始めとして、全米6ヶ所にお店があります。ハード・ロック・カフェに習えとばかりに、ホテル事業にも進出し、現在シカゴにホテルとしては一号店をオープンさせていて、ラスベガスは二番目となります。もちろんホテルだけではなく、十八番のライブハウス&レストラン部門も健在で、マンダレイ・ベイ内にライブハウス7号店を展開します。ロスのオリジナル店は地下にステージがあって、一階はレストランとバー、しかしライブが始まると、突然一階バーの部分が二つに割れて両脇に開き、レストラン部分がまるでコンサート会場の二階席のように、舞台を見下ろせる構造に「変身」し、皆をあっと言わせましたが、ここラスベガスではどんな仕掛けが待っているやら、今から楽しみです。 また、ハウス・オブ・ブルースはブルースの歴史、文化を広く伝え、保存しようとする非営利活動にも尽力を注いでいて、その基盤であるNPO「ハウス・オブ・ブルース・ファンデーション」の集いの場をマンダレイ・ベイの最上階に設けます。ちょっと米国南部のVoodoo的ミステリアスな雰囲気が漂うこのハウス・オブ・ブルース・ファンデーション・ルームは、ファンデーションの会員かホテルゲストしか入れないとの事で、ちょっと会員制クラブのノリで、機会があれば是非訪れたい場所のリストに入りそうです。 忘れてはならないのが、ショー。ブロード・ウェイからやって来るミュージカル「シカゴ」の公演が予定されていて、既にチケット・マスターにてチケットの販売が開始されました。トミー賞を受賞したブロード・ウェイ版にどこまで迫れるか、興味津々です。実際に観劇した後で、皆様に速報でお伝え致しますので、こちらもお楽しみに。お値段は60.50ドルから99.00ドルまで。「シカゴ」は3月3日がオープニング予定。 そしてもう一つ、カジノ・オープンの話題集めに開催される、大物コンサートに出演決定したのが、世界三大テナーの一人であるオペラ歌手ルチアーノ・パパロティ。4月10日の午後8時に開かれるこのコンサートは、なぜか「ルチアーノ・パパロティ」という名前だけで、舞台内容は不明。オペラにうるさいニューヨークやサンフランシスコではちょっと考えられませんが、ラスベガスでは、パパロティならオペラの題目はなんでもいいということでしょうか?それにしても最近のパパロティは体調不調ということで、舞台キャンセルが続き、つい二ヶ月前ほどにもNYのメトロポリタン・オペラ舞台をキャンセルしたばかり。ファンをがっかりさせないよう、頼みますよパパロティ氏!チケットのお値段は50ドルから450ドルまで。12月31日の時点で、残っているのは300ドルと450ドルのチケットのみでした。 「シカゴ」と「パパロティ」のチケット購入は、電話では、米国内トール・フリー1-877-632-7400、直通は702-474-4000まで。インターネットでの購入は、 http://www.ticketmaster.com/のページに行き、By stateの欄にネバダと打ち込んで下さい(インターネットでの購入は米国かカナダ在住者のみ)。

マンダレイ・ベイの完成予定図。この超成金趣味風のキンキラ外見のなかに、一流で名高いフォー・シーズンズ・ホテルを造ろうなどという、大それた発想に恐れをなしているのは私だけ?それとも、それでもフォー・シーズンズ・ホテルを説得してしまったのは、さすがラスベガスと感心すべき?

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