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アメリカ/ラスベガス特派員ブログ 旧特派員 高木 青葉

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1999年2月 1日

二月は結婚の季節~バレンタインズ・デー


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二月は結婚の季節~バレンタインズ・デー

今年も、もうすぐバレンタインがやってきますね。大安吉日の観念がないアメリカですが、結婚式を挙げるのに人気の日は、一に新年、二にバレンタインズ・デーとなっています。新年はやはり、一年の始まりをおめでたい行事で景気よくスタートしようとか、なんでも一番が好きなアメリカ人、一年のおめでたいカップルに一番乗りしようという意識が働くようです。バレンタインは言わずもがな、恋人や愛の象徴。アメリカでは、バレンタイン・カードに添えられる決まり文句、Be my valentine.と言ったら、私のスィートハート(恋人)になってね、と言う意味です。ついでながら、アメリカではバレンタインズ・デーは特に恋人同士のものとは限らず、子から親へ、親から子へなどなど、ありとあらゆる人間関係の愛情を示す日として、恋人同士ではなくともカード等の交換がなされます。また、贈り物も日本とは違い、男性から女性へ送られることのほうが多く、真紅のバラを配達するお花屋さんが街中を駆けずり回る姿が目に付きます。


さて、結婚式に話を戻すと、ラスベガス(以下LV)はアメリカの結婚式キャピタル(首都)と言われています。ご存知のように、アメリカは連邦制をとっているため、婚姻に関わる法律が各州によって異なり、今でこそどこの州も婚姻に関する法律を緩めてきていますが、昔は厳しく、州によっては血液検査、カウンセリング、ウエィティング・ピリオド(本当にこの人と結婚すべきか考える冷却期間)などの、面倒な手続きを踏まないと結婚できなかったのです。そんな中、ネバダ州はそういった手続きを省き、婚姻出来る年齢ならば、身分証明書を見せ、手数料を払えさえすれば、だれでも簡単にその場で結婚できる制度を整え、かくして恋人達の「結婚しよう、ラスベガスで!」という有名なセリフが誕生した訳です。


戸籍制度が無く、結婚の観念が多少違うアメリカでは、結婚をするためにはまずマリッジ・ライセンスを取得しなくてはならず、これなしには結婚式は挙げられません。前述のように、昔は他州でこのマリッジ・ライセンスを取得するのに様々な条件が課せられ、直ぐに結婚することは出来ませんでした。LVでは簡単で、まず本人二人がダウンタウンにあるクラーク郡(LVが属する郡)裁判所にある、マリッジ・ライセンス・ビュローに行きます。これには代理人は許されません。備え付けの用紙に必要事項を記入し、年齢を証明するもの(パスポート、国際運転免許証など、英語で年齢を確認できるもの)、手数料$35を提出すると、ダ、ダ、ダッとその場でライセンスに名前をタイプしてくれて、めでたくマリッジ・ライセンスの所得と相成ります。このマリッジ・ライセンス・ビュロー、政府機関にも関わらず、週末は24時間態勢でオープンしていて、まさに「開いてて良かった」という恐るべしオフィスでもあります。警察や消防署などの緊急を要する機関以外で、24時間態勢を敷いている政府オフィスは恐らくここだけ。それも、州の予算緊縮が実行される前は、毎日24時間態勢だったからさらに驚きです。結婚は「思い立ったら吉日」という表現が、ここではやけに現実味を帯びてしまうのです。


このお手軽さに加え、離婚が多いアメリカでは、やはり離婚歴があると再婚のライセンス取得の際、様々な書類を提出しなくてはならない他州に比べて(これも最近大分緩和されてきましたが)、ネバダはおおらか、一応書類を持ってきて下さいとは言っているものの、係りの人は「ホントにちゃんと観てるの」と言いたくなってしまうほど、書類に一瞥をくれるだけ。離婚歴の多いスター達がどんどんLVで結婚式を挙げてしまう所以です。

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ベラッジオのチャペルで挙式を終えたばかりのまさに新婚ホヤホヤのカップル。ハッピー・ムードが漂います。ごちそうさま。

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1999年2月 1日
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      高木 青葉
      平行して、時にはユタ州住人、またある時はカリフォルニアのモハヴェ砂漠住人 1995年 ~

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