ラスベガスの中のアジア

公開日 : 2010年08月31日
最終更新 :

日本の食べ物や食材の買出しに欠かせないのが、日系マーケットやチャイナタウンなんですが、

まだまだ日系マーケットは少ないし、お財布のことを考えると、必然的に足を向ける回数が多のは

チャイナタウンということになります。

ラスベガスではチャイナタウンと言っても、サンフランシスコやニューヨーク、ロサンゼルスに比べると、

今のところ、規模は全然小さくて、街というよりはいわゆる「ショッピングモール」なんですけどね。

チャイナタウン入り口。

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昼下がりのチャイナタウン。

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相変わらず車がたくさん停まっていますが、夕方ほどは混んでいません。一番奥がスーパーマーケット。不思議なことに、チャイナタウンって1年中駐車場が満杯なんですよね。

週末とか休日とか連休とかクリスマスとか一切関係なく、常に人があふれています。謎。

チャイナタウンは、道路から入った駐車場を囲むようにコの字型に広がる2階建ての建物に、 スーパーマーケットやレストラン、パン屋さん、ファーストフード、化粧品、 フットマッサージなどがぎっしり入っています。でも、最近はお店の移り変わりが激しいところもあって、これもご時世なんでしょうか。

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チャイナタウン中央に聳え立つ、Journey to the West (西遊記)の像。そして、こちらはチャイナタウンの少し西側にできた新しい(でも小さめ)モール。Pacific Asian Plaza (漢字表記だと「太平洋広場」となってます)なんですが、チャイナタウンと同じような作りで、スーパーマーケットを核店舗としてレストランなどが入っているものの、こちらはその名の通り、チャイナタウンという枠からもう少し広がって、いわゆるアジア飯の店がたくさん入っているのが目新しく感じられます。

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で、両方のモールから目に付いたレストランを並べてみると。。。

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左上から、フィリピンのファーストフード、ベトナムのフォー、香港式ヌードル、左下から、マレーシア料理、台湾料理、そして日本食。アジア飯好きの私としては、ラスベガスでこんなにたくさんのアジア飯にありつけるってウレシイ♪

ところで、ラスベガスの人口60万弱のうち、アジア人はどれくらい住んでいるのかというと:

フィリピン 約10万人

中国  約4万人

べトナム 約3.5万人

韓国  約1万人

日本人 3000人から3500人

(正確な統計からの数字ではないので、誤差はたっぷりあると思います。ごめんなさい。)

たとえば病院にお世話になれば、看護婦や看護士はそのほとんどがフィリピン人で、

街には、フィリピーノマーケットやフィリピーノベーカリーもあります。

チャイナタウンの近くには、「コリアンタウン」となりつつあるエリアもあり、

食べ放題のコリアンBBQ(焼肉)も林立していて、

最近はどどーんと大きなコリアンスーパーマーケットまでオープンしました。

ベトナムのサンドイッチやフォー(ベトナム麺)のお店は街中で増えていますし、

そういえば最近、ストリップのホテルt.i.(元トレジャーアイランド)にも、

フォーのお店が入りましたね。

もちろん、これはラスベガスの話だけではないのでしょうが、

こんな小さな街でこれだけ多様なアジアの世界が広がりつつあるっていうのは、

なかなか興味深かったりします。

ということで、アジアなラスベガスで、私たち日本人もがんばらねば!

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ある日のランチはベトナミーズサンドイッチとタイ・アイスティー。

これ、ハワイにいた時に結構病みつきになりましたが、ラスベガスでもじわじわと人気が出ているようです。

小さなフランスパンにシラントロ(パクチー/シャンツァイ)・キュウリ・大根&にんじんのなますをベースに牛肉・豚肉・卵・豆腐など好きなものををはさんでもらいます。イメージしたものより、ずっとおいしい♪

筆者

アメリカ・ネバダ州特派員

石川 葉子

ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。

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