ラスベガスでのチャリティ・フリーマーケット(東日本大震災)

公開日 : 2011年05月29日
最終更新 :

ラスベガスでも、東北地方太平洋沖地震直後からの募金活動に始まり、

有志による様々なチャリティーイベントが引き続き行なわれていますが、

昨年10月の「ラスベガスで初めての秋祭り!」を企画・運営したボランティアチームと

ネバダ日米協会による、「チャリティ・フリーマーケット-Mega Yard Sale-」が先週土曜日に行なわれました。

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韓国系スーパーマーケットの駐車場の一角を借りて行なわれたこのフリーマーケット、

ずらりと並んだブースは40ちょっと、その出店料がすべて被災者支援募金として

ネバダ日米協会~サンフランシスコ領事館を通じて日本赤十字へ寄付されるというしくみ。

もちろん、各ブースでの売上の一部も寄付に回されたことは言うまでもありません。

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参加された皆さんそれぞれ、不用品や雑貨などバラエティに富んだお店を開いていて、

お買い物帰りに足を止めるお客さんも結構多かったようです。

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また、お店だけでなくパフォーマンスのプログラムが充実していたのも、たくさんの人が足をとめてくれた理由でしょう。

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太鼓、奄美三味線、マジシャン・タンバ氏によるマジックショーなど、盛りだくさん。

皆さんこのイベントのためにボランティア出演です。

当日は軽く30度を越える暑さ。

ブース用のテントやパラソルは自前なので、炎天下で日よけなしでがんばるブースもありました。

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さて、少し上の写真で出店者の方が着ているオレンジや黒のTシャツですが、

これは支援募金活動の一部として製作・販売されているものなんです。

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最初は白・紺・黒の3色だったのですが、その後ピンクやグリーンなどを加えた9色展開(!)となり、

さらに先週、品切れとなっていた白・黒の追加販売も始まりました。

Tシャツは1枚$10で販売されていて、売上から原価を引いた全額が寄付に回されます。

値段も手頃なので、家族全員分揃えている方も多いみたいですね。

実際、今回のフリーマーケットに立ち寄ってくれた方でこのTシャツを着ている方も大分いらっしゃいました。

ちなみにネバダ日米協会によれば、これまでの募金活動・チャリティイベントなどにより集まった義捐金は

$41,159.32 (5/17現在)とのこと。(日本円にすると現在の換算で約330万円)

ところで今回のフリーマーケット、私も友人と一緒にブースでお店を広げました。

半日ですっかり日に焼けてしまいましたが、なかなか有意義な一日だったと思います。最近、炊き出しとか瓦礫の撤去などを始めとした様々なボランティアの方が日本国内・世界各地から被災地に向かい、

各所で活動されているのをブログなどを通して読むことも多く、本当に心強く感じています。

私自身は今ここラスベガスにいることしかできないのですが、

どんな形であれ少しづつでも、できることでヘルプの一端を担っていこうと改めて思った一日でした。

(上記の写真はネバダ日米協会とボランティア撮影隊の方からお借りしたものも含まれています。)

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筆者

アメリカ・ネバダ州特派員

石川 葉子

ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。

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