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アメリカ/ラスベガス特派員ブログ 石川 葉子

アメリカ・ラスベガス特派員が現地から北米地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2014年2月11日

コロラド7日間・弾丸ドライブ②大雪のパイクスピーク登山鉄道


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コロラド7日間・弾丸ドライブ②大雪のパイクスピーク登山鉄道

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さて、10月11日、予想外に時間を取ってしまったマニトウスプリングス から、この日の一番の目的だったパイクスピーク登山鉄道に乗るべく街を出発。
珍しく道に迷うこともなく5分ほどで到着して、14:20発の最後の電車にぎりぎり間に合うことができました。

パイクスピーク登山鉄道(Manutou & Pike's Peak Railway)というのは、マニトウスプリングスの駅から標高4,303mのパイクスピーク山頂駅まで登っていくコグ鉄道(アプト式ラック鉄道)で、1891年の運行開始から、120年以上も観光客を運び続けている歴史ある鉄道です。



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マニトウスプリングスの駅。


コグというのは歯車のこと。線路の真ん中にある歯車用のレールにディーゼルカーの歯車をかませて、ずんずんと力強く登っていくわけですが、日本だと碓氷峠や大井川鉄道などと同じようなシステムでしょうか。
パイクスピーク登山鉄道は最大勾配が25%で、これはアプト式で登れるほぼ最大の勾配なのだそうです。そして山頂の駅(4,303m)は、コグ鉄道としては世界一の標高です。


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歯車をかませるためのレールが線路の真ん中にあります。



この日の列車は2両連結で、200席以上ある席は9割方埋まっていました。
パイクスピーク山頂駅までは、片道約14km、1時間10分。
ゆっくりとスタートした列車は黄葉の始まりかけた木々の間を登っていきます。


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森を抜けると視界が広くなってきて、はるかかなたに街の景色が広がってきました。


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ここらへんでちょうど半分くらい来たところ。


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標高があがるにつれて、どんどん景色が変わって行きます。


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かなり急な勾配を登っているのがわかりますか?


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さらに風景は変わり、荒涼とした山の斜面のその先は、雲で何も見えなくなりました。
このあたりがティンバーライン(Timberline)を越したところでしょうか?


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ティンバーラインというのは、背の高い樹木が育つことのできる標高の限界のこと。
ティンバーラインを超えてさらに標高があがった場所では、地面は永久凍土となり一年中凍っているので
成長に必要な水分を十分に取ることができず、樹木が育つことができないというわけです。


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単線なので、途中で下りの列車が行き過ぎるの待ちます。



え?吹雪!?


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ここはWindy Point、標高3,697m。


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そしてついに山頂に到着!4,303m。

私が今まで登った山で一番高いのは富士山なので、さらに高い山に登ったことになります。(笑)


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あれ?なーんにも見えない!


実はこのPikes Peak、アメリカ合衆国の第二の国家とも言われる歌「America The Beautiful(アメリカ・ザ・ビューティフル)」で詠われている場所だということを聞いていました。
この歌は山頂からの雄大な美しい景色に感銘を受けて作られた詩が元になっているそうで、

Oh beautiful, for spacious skies, 
 For amber waves of grain,
 For purple mountain majesties
 Above the fruited plain!....

何と美しいのだ 広大な空よ
琥珀色に波打つ岩肌よ
荘厳な深紅の山々よ
果実をもたらす平原の上に!....
(歌詞・日本語訳は「世界の国歌 WORLD ANTHEM」による。)

と歌われているのですが、この日は真っ白な雪に閉ざされてその美しい景色がまったく見えない!
見えないどころか、外に出ているのも耐えられない寒さなので、列車から降りた私たちは
一目散にサミットハウスへ。


サミットハウスは軽食を取れる小さなカフェとお土産を買えるギフトショップがありますが、
ここで名物のドーナッツとコーヒーで温まることができました。

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名物ドーナッツ。
こんなに標高の高い場所で作られているのに、ふわふわでもちもちであったかくておいしい!



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ホームメイドのファッジもいろいろなフレーバーがあって、こちらも人気のようです。


帰りの列車が出発するまでの時間は30から40分。酸素が薄い山頂ではこれくらいの滞在時間が限度だそうですが、
私はサミットハウスに入ってすぐに軽いめまいのような感じになって、なんだかふらふらしながら歩いていましたよ。
展望台からの景色は望めませんでしたが、ドーナッツを食べてお土産を見たりしているうちに
時間はあっとい間に経ってしまいます。


出発してから3時間10分、夕闇のせまるマニトウスプリングスの駅に戻ってきました。

朝から、空軍士官学校、ガーデンオブザゴッド、マニトウスプリングス、そして一気に4,300mを上り下りしためまぐるしい一日。
中でもパイクスピークは天候には恵まれなかったものの、
見るものひとつひとつが印象的で、やはり駆け足でも来てよかったです。


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やっと下界へ戻ってきました。無彩色の世界にいたのはほんの少しの時間だったのに、木々の色の美しさが身にしみる!



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天気の良い時には、こんな景色が楽しめるのでしょう。
ぜひもう一回暖かい季節に来て、「アメリカ・ザ・ビューティフル」な景色を堪能したいと思います。


さて、翌日は大きな寄り道をしながら、グランドジャンクションへ向かいます。



パイクスピーク登山鉄道(Manutou & Pike's Peak Railway)
http://cograilway.com/default.asp

○4月上旬から旬から10月下旬の間は毎日(一日6~8往復)、それ以外の期間は週に2~5日の運行。
○料金:大人 $35 / 子供(3-12歳) $19 (2013年10月時の料金です)
○駐車料金:駅の向かい側に駐車場あり。自家用車1台 $5 (2013年10月時の料金です)
○所要時間:3時間10分
○予約:予約なしで行っても乗れましたが、特にピークシーズンは予約をした方が良いようです。
○ディスカウントクーポン:ウェブサイトにディスカウントクーポンがありました。
               ただ、クーポンを使える時間帯は決まっているようで、私の乗った時間の列車には使えませんでした。



■□これまでの関連エントリー□■ 
コロラド7日間・弾丸ドライブ① コロラドスプリングス [ Feb.2014 ]


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      石川 葉子
      南の島ばかり旅して潜っていたのに、なぜか今は砂漠のど真ん中。縁あってたどりついたここラスベガスは、街そのものも魅力にあふれていますが、実はちょっと足を延ばせば心癒される自然にたっぷり出会える「一粒で2度おいしい」街。そんなラスベガスのいろいろな顔をご紹介していきます。
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