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イタリア/ラ・スペツィア特派員ブログ ノブ

イタリア・ラ・スペツィア特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


2019年3月16日よりチンクエ・テッレエキスプレスの運行が再開され、チンクエ・テッレを含むレーヴァント⇄ラ·スペツィア間の列車の本数が増えると同時に運賃形態も変更されます。上記の区間においては、運行距離に関わらず一律4ユーロ(例年3月中旬から11月初旬まで)。1駅目で降りても3駅目で降りても4ユーロなのですが、途中下車はできません。つまりこの区間で列車に乗る度に4ユーロの運賃が発生するというわけです。1日で何回も列車に乗る場合いちいち切符を買わなくちゃいけないし、4回乗ると16ユーロかかってしまいます。それならチンクエ・テッレの区間列車乗り放題チケットが付いている観光パスを利用するのもいいかもしれません。と言う事でチンクエ・テッレ国立公園のサイトのカードに関するインフォをまとめてみました。(2019年3月17日現在)
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チンクエ・テッレ国立公園が発行している観光パスは2種類。そのうちの1つにチンクエ・テッレ区間乗り放題が付いています。


チンクエ・テッレトレッキングカード
料金(チンクエ・テッレトレッキングカード)  
⬛1日券大人〈12歳〜69歳〉7,50ユーロ
刻印日の夜中12時まで有効
⬛2日券大人〈12歳〜69歳〉14,50ユーロ
刻印日の翌日夜中12時まで有効
⬛1日券小児〈4歳〜11歳〉4,50ユーロ
刻印日の夜中12時まで有効
⬛2日券小児〈4歳〜11歳〉7,20ユーロ
刻印日の翌日夜中12時まで有効
⬛1日券シルバー〈70歳以上〉6ユーロ
刻印日の夜中12時まで有効
⬛2日券シルバー〈70歳以上〉10ユーロ 
刻印日の翌日夜中12時まで有効
⬛1日券家族〈大人2人と小児2人〉19,60ユーロ
刻印日の夜中12時まで有効
⬛2日券家族〈大人2人と小児2人〉31,50ユーロ
刻印日の翌日夜中12時まで有効
⬛1日券グループ〈最高25名〉120ユーロ
刻印日の夜中12時まで有効
⬛4歳未満の幼児は無料
〘カード購入すると国立公園内で無料で利用できるサービスは…〙
★有料トレッキングコース592番(通称Sentiero azzurro とよばれていて5つの集落を結んでいる)
★各町を運行しているバス
★有料公衆トイレ
★公園主催のガイドツアーやワークショップへの参加
★公園のWI-FIスポット
〘割引が受けられるのは…〙
★ラ·スペツィア市立美術館、博物館の入館料(Amedeo Lia, Castello San
Giorgio
, CAMeC, Sigillo, Palazzina delle Arti, Etnografico, Diocesano)


チンクエ・テッレトレインMSカード
料金(チンクエ・テッレトレインMSカード)  
⬛1日券大人〈12歳〜69歳〉16ユーロ
刻印日の夜中12時まで有効
⬛2日券大人〈12歳〜69歳〉29ユーロ
刻印日の翌日夜中12時まで有効
⬛3日券大人〈12歳〜69歳〉41ユーロ
刻印日の翌々日夜中12時まで有効
⬛1日券小児〈4歳〜11歳〉10ユーロ
刻印日の夜中12時まで有効
⬛1日券シルバー〈70歳以上〉13ユーロ
刻印日の夜中12時まで有効
⬛1日券家族〈大人2人と小児2人〉42ユーロ
刻印日の夜中12時まで有効
⬛4歳未満の幼児は無料
〘カード購入すると国立公園内で無料で利用できるサービスは…〙
★チンクエ・テッレトレッキングカードと同じサービス
★*レーヴァント⇄ラ·スペツィア区間列車2等席乗り放題(特急除く)
*この区間の駅はミラノ方面から順にレーヴァント➖モンテロッソ➖ヴェルナッツァ➖コルニリア➖マナローラ➖リオマッジョーレ➖ラ·スペツィアとなります。
〘割引が受けられるのは…〙
★チンクエ・テッレトレッキングカードと同じサービス


購入場所はこちらオンラインショップでも可能。
使用する前に必ず使用者氏名を記入し使用開始日を刻印して下さい。カード提示を求められた際、身分証明書も必要です。
この他、チンクエ・テッレ内の宿泊施設の中には宿泊客に割引価格でカードを提供しているところもあります。料金宿泊施設のリストチンクエ・テッレカード全般に関する詳細は国立公園のサイトをご覧ください。


2019年3月17日

 今回はマナローラをご紹介します。列車でトスカーナ方面から来られる方にとってはチンクエ・テッレの2番目の駅。散策を始める前にチンクエ・テッレ ポイントに寄ってこの町の地図を頂きました。

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40年以上前から毎年クリスマスシーズンになるとキリスト誕生場面を模した(プレゼーペ)イルミネーションが、町を囲む山一面に点灯されるのです。これを一人で創り上げたアンドレオーリさんは今年91歳になられました。この町は以前BS日テレの「小さな村の物語 イタリア」で紹介されたこともあるそうです。
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さて駅を出たところにあるトンネルを進むとその先がマナローラの町。トンネルを出てまずは左手にある港のほうに歩いていきましょう。
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カラフルな建物はチンクエ・テッレのトレードマークです。一説によると色の違いは船乗りや漁師たちが海からでも自分達の家を見分けられ易くするためと言われています。
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これがマナローラの港。見ての通り海にせり出した岩に囲まれとても小さく、特に冬の間は海が荒れることも稀ではないので船は地上に上げられ道端や海前の広場におかれています。
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港から海沿いの道を進みその先にある岬に上ると、遊具やピクニックゾーンを備えた公園があり、そこからは素晴らしい景色を見ることができます。個人的には夕日が海に沈むころの時間帯が特に気に入っています。冬場は雪を頂いたフランスアルプスが薄っすらと水平線の向こうに見えることもあるんですよ。
さて港のほうへ戻り今度は町の上部にあるサン・ロレンツォ教会に向かって歩いていきましょう。
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途中、国立公園によって修復された大きな水車があり、かつては急流の水力が利用されていたことを思い起こさせます。ここからさらに道なりに5分ほど歩くと教会のある小さな広場に着きます。
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“DANGER”屋根の上に飛び乗ったりする人がいたのでしょうか。
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教会の前を通り過ぎ右手の狭い道(Via Rollandi)では、所々で視界が開けマリオさんのプレゼーペが向いの山の斜面に見えたりします。点灯期間は終わってしまいましたので、もうすぐ解体されて山から降ろされるそうです。毎年12月8日頃から1月末辺りまで夕方になると点灯されます。
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点灯中のイルミネーションは素朴でまるでおとぎ話の挿絵のような雰囲気。
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途中で見晴らしのいい箇所がいくつかあります。
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チンクエ・テッレの町はどれも小さいので、裏道、横道、細い道に迷い込んでも迷子になる危険はほぼありません。ただ石段などを降りるときはくれぐれもご注意を。


マナローラのプレゼーペ
期間
毎年12月8日(8日が月曜日の場合は7日)から1月末~2月初めまで
点灯時間
日没後
どれくらいの規模?
約300体の型(人、動物、魚‥)、電球15000個、電線7000m

例年点灯期間初日には、点灯式にあわせてクリスマスマーケットが出たり花火が打ち上げられたりします。
  



2019年3月10日

まだまだ観光客で賑わう日も少ないこの時期、昔ながらの小さな漁村の趣を取り戻しているリオマッジョーレをご紹介します。トスカーナ方面から来られる方にとっては、チンクエ・テッレの一番最初の町。ミラノから列車で約3時間半、ピサからは約1時間半。
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国立公園が運営している観光案内所(チンクエ・テッレ ポイント)はチンクエ・テッレの各駅とラ・スペーツィア、レーヴァントの駅にもあり、年中無休で世界中から訪れる観光客の色々な質問に答えてくれる他、チンクエ・テッレカード(観光パス)や公園関連グッズなども販売しています。3月中旬から秋にかけて観光シーズン中に利用するとちょっとお得なこのカードについては、また後日詳しく説明させて頂きます。取り敢えず私はこちらで町の小さい地図と、この辺りのトレッキングコースマップを頂きました。
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まずはリオマッジョーレのお城を目指して歩くことに。駅前から緩やかに伸びる坂道(Via T Signorini)はリオマッジョーレの上方へとさらに続きます。
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下に見えるのがリオマッジョーレの駅。
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可愛いベンチの前には恋人たちが掛けていったたくさんの錠。うちの子たちが小さかった頃何度かここでピクニックをしたなぁ。
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お城に到着。残念ながら中には入れませんでした。その建設は13世紀にさかのぼり、15~16世紀に完成されたそうですが18世紀の初期からは地元住民の墓地として利用されていました。近年修復が行われ現在はイベント、パーティー、展覧会、結婚式等に使われています。興味がある方はこちらをご覧ください。
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お城周辺からみえる景色。上まで来た甲斐がありました。
さあ今度は港を目指して降りていきます。
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サン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会は1870年から71年にかけて大がかりな修復が施されましたが、カラーラの大理石で造られたバラ窓は14世紀の教会建築当時のままだそうです。灰色の壁と大理石の白とのコントラストが印象的です。
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思わず吸い込まれそうになる細い階段。
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また階段。
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こんな階段も。
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「この間足の手術をしたんで、階段を上り下りするのが大変でいやになっちゃうよぉ。平地を1㎞歩くほうがずっと楽だ!」教会の横を通った時にベンチに座っていたおじさんたちの会話が聞こえてきました。そりゃ大変でしょう!この階段を毎日ですものね…
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この町の商店街(Via Colombo)。多くのお店やレストラン、ホテルは3月中に営業を再開するよう。あと1、2週間もすれば海の幸のフライやフォカッチャなんかを頬張りながら散策できるかなぁ。
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再び海が見えて、パステル調の色で塗られた高い建物に囲まれた小さな港に着きました。この色はリグーリア州で昔から好んで使われてきました。まるでカラフルな箱をぎゅうぎゅう詰めに並べたように建っている建物の裏側にも出入り口があり、細い路地や階段が迷路のように通っています。その昔、海賊の襲撃に備え逃げ道を確保する為に、そのような造りにしたとのこと。
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そのうちの一つに迷い込んでみると狭い路地が蛇のようにくねくねと伸びていて、ふらふらと散策を続けていると、
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壁画アートがある広場に出てきました。
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広場を後にし再び駅に戻るべく線路沿いの歩行者専用のトンネル(壁は綺麗なモザイクで装飾されています)を進みます。
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トンネルを抜けるとそこは駅前広場その向こうには、隣町マナローラまで徒歩で行けるVia dll’Amore(愛の小道)と呼ばれている海沿いの遊歩道への入口があるのですが、残念ながら数年前から復旧工事のため通行止め(2019年3月3日現在)となっています。


次回はマナローラをご紹介したいと思います。


2019年3月 4日
2019年2月27日
2017年7月21日
2017年7月 9日
2017年7月 7日
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    ラ・スペツィア特派員
    ノブ
    1997年よりイタリアのリグーリア州ラ・スペツィア県モンテロッソ・アル・マーレに在住。こちらに来るまでは、てっきりアルプスの山の上にある町だと思い込んでいたくらい何の予備知識もなく住み始めてから今日に至っています。その間子育てをしながら、仕事をしながら、ブラブラと散策しながら少しずつ発見したチンクエ・テッレとその周辺の魅力や役立つ情報を皆さんにお話ししていけたら嬉しく思います。 DISQUS ID @disqus_Us8mODmKYi

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