はじめまして!
はじめまして!今月よりリスボン特派員を務めさせていただきます、たまです。
どうぞよろしくお願いします。
皆さんは、"ポルトガル"と聞いて何を思い浮かべられるでしょうか?
「そういえばずっと前に日本史で出てきたような...」と思い出されても、具体的に「有名なのはこれだ!」
と出てくる方はそんなに多くないはず。
ポルトガルは日本と歴史的にも文化的にもつながりの深ーい国で、「カステラ」「金平糖」「ボタン」「(雨具の)カッパ」
「ピンからキリまで(ピンはPinto(点)、キリはCrus(十字架)という単語から、1から10まで様々であることを表わす
日本語の慣用句になったと言われています)」など私たち日本人の日常と密接に関係した言葉も実はポルトガル語が由来。
2010年の日本・ポルトガル修好150周年を境にポルトガルのことが日本のテレビや雑誌でも以前に比べて取り上げられているようです。日本の国土面積の4分の1と小さくても、その分魅力がぎゅっと凝縮されているのがこの国のいい所。
私が住むポルトガルの首都リスボンは、18世紀に起こった大地震の後再建された旧市街と、98年の万博会場となり
現在は商業施設や公園が立ち並ぶモダンな地区との二つの顔を合わせ持った都市です。
(上の写真中央に見えるのが旧市街の中心地、ロシオ広場。広場を囲むようにして、ドナ・マリア二世劇場、
かつては文豪の集まるサロンでもあったいくつかのカフェ、そしてブティックなどが軒を連ねています。)
(リスボンのマスコット的存在でもある、観光名所を通る便利な市電28番。
小さくて可愛く見えますが結構スピードが出て危険(笑)スリが多発することでも有名なので、込み合う休日は要注意!)
ここで、ポルトガル全体のことに話を戻しますと、ポルトガル人の愛する「3つのF」というものがあります。
Fとはその3つの言葉の頭文字で、
ファティマ(ポルトガルの中部にあるキリスト教の聖地)、
ファド(リスボンで発展した伝統音楽で昨年11月末にユネスコの世界無形文化遺産に登録)、
フットボール(サッカー)がそれらにあたります。
特にサッカーに関してですが、ポルトガルにはサッカーに大変熱心な人が多く、それぞれが自分のサポートチームを持っています。リスボンには3大チームのうちの2つが存在し、そのチーム同士が対戦するとなれば、その日の夕方は道路もメトロも大混雑。
さらには授業も休み...なんて日本にいては有り得ないことも筆者には起こりました(笑)
ひとたびサッカーが話題にあがれば、傍目からは口げんかと思われるほど議論に火がつく男性方。
「火がつく」といえば、リスボンの2大チームの試合後、負けたチーム側のファンが下の写真のスタジアムの一部で、
腹いせに火災を起こしてしまったという残念な出来事も...。
(3大チームのひとつ、ベンフィカのスタジアム内部。本来は有料ですが、『国際女性デー』で"無料"といううれしいサービスにあやかって見学してきました。ポルトガルに来たら一度はサッカーの白熱した雰囲気を味わっていただきたいものです。)
いかがでしたか?リスボン(ポルトガル)の概要がなんとなくお分かりいただけたでしょうか?
今後、習慣やお祭り、食文化などの詳細も発信して、さらに皆さんにポルトガルの魅力が伝えていけたら幸いです。
それではまた次回まで。Até a próxima!
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