ブリックレーンの日曜日

公開日 : 2006年06月01日
最終更新 :
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ブリックレーンはロンドン流行の最先端とも言われている地域。

あやしげなインド系のお店のそばにセレクトショップが並んでいるのは何だか不思議な感じです。もともとは名前が示すとおりレンガ(Brick)の工場や倉庫が並んでいた場所で、その後バングラディッシュからの移民が集まって現在のブリックレーンの基礎が出来あがりました。だから本当はインド人街ではなくバングラタウンというのが正解。

24時間営業のベーグル店やサモサなどのスナックを売る店、サリー店、そしてもちろんインド・バングラディッシュ料理店などが並ぶエキゾチックで庶民的なロンドンの下町です。

そんなブリックレーンがファッションの発信地として注目を浴び始めたのはそれほど古いことではなく90年代後半のことです。空き家となっている倉庫や工場後に若いアーティスト達が集まり、作品発表や生活の場として活用を始めたのです。シティの金融街から近いということもプラスに作用しました。何しろロンドンで一番お金に不自由しない人たちが集まっているのですから。

結果、カレーショップの横にセレクトショップが並んだり、クラブやバーの前で違法DVDを路上で販売したりといった摩訶不思議な空間が誕生しました。

僕はやはり日曜日に訪れるのが好きです。日曜日にはブリックレーンを中心に市が立ち、日用雑貨からアンティークなレコードまで、どちらかというとあまり役に立たない(笑)物が売られています。でもみんな真剣に品物を選んでいて見ているだけでも面白いですよ。ブリックレーンと交差するチェシャー・ストリート(Cheshire Street)には週末しか営業をしない古着屋やセレクトショップが並びブリックレーンとはまた違った雰囲気です。もちろん店の前には露店が・・・。

食事はやっぱりカレーがお勧めですが、トルーマンビール工場跡(The Old Truman Brewery)には日曜日に屋台のお店が出ていますので手軽に済ませたい方はここでどうぞ(ここはカムデンタウンのマーケットのような雰囲気ですがカムデンタウンよりも落ち着いてお店をのぞけます)。有名な24時間営業のベーグル店(BLICK LANE BAKERY)は通りの北の端、たくさんの人が並んでいるので迷うことはないと思います。

最寄り駅はALDGATE EAST、ALDGATEMETROPOLITAN、 LIVEPOOL STREETなど。今でこそたくさんの観光客で賑わうようになりましたが、もともとはあまり治安の良い地域ではないので特に目的がなく散策するということであれば昼間訪れる方がベター。

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