ロンドンの一等地は誰のもの?

公開日 : 2008年04月23日
最終更新 :

「地球の歩き方」などのガイドブックを見ると、ロンドンで買い物や散策を楽しめる場所としてよく紹介されているのが、メイフェア、チェルシー、マリルボーン、オックスフォード・ストリートといった地区です。

実はこれらの地区はほぼすべて、ごく小数の名家によって所有されています。

まず、各国の大使館や高級ホテルが並び立つメイフェア地区を所有しているのが、グロブナー家。この一家は代々にわたってウエストミンスター伯爵という爵位を受け継いできた、由緒ある家柄です。同地区を歩けば、同家の祖先の銅像なんかも街中で見かけます。

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次に、マドンナや元ビートルズのポール・マッカートニーといったセレブたちが住むマリルボーン地区。このハイソなエリアを所有しているのが、ハワード・ドゥ・ウォールデン家です。同家は現在、この地区のあちこちで大規模な工事を実施して、さらなる街の発展に向けて動いているようです。

さらに、有名ブランド店がひしめくチェルシー地区や、高級デパートのハロッズが立つナイツブリッジ界隈はカドガン家。オックスフォード・ストリートはポートマン家が所有しています。実際、「カドガン」や「ポートマン」の名がつく道の名前は、ロンドンにかなり多く存在します。

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さすが貴族文化を誇る国、イギリス。ロンドンのいわゆる一等地では、彼らの影響力が、かなり生々しく残っているようです。

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