No. 274: いよいよ寄贈!禎子鶴 パート3

公開日 : 2016年05月31日
最終更新 :

こんにちは。

さて今日もお話の続きで禎子鶴の記事を書かせていただきます。先日ロスアンジェルスの2箇所に禎子鶴を迎えると書かせていただきました。そして一箇所目の寄贈が26日の晩に行われました。場所は Museum of Tolerance (寛容博物館) で閑静な住宅地に建つ、ですが世界中の要人訪れるとして知られている博物館です。ユダヤ系の博物館であり、特にヨーロッパの戦争の歴史上切り捨てられない部分、ホロコストの展示、そしてアンネの日記のアンネ・フランクに関する資料館が有名です。

まずは夜行われました禎子鶴の寄贈式の模様を写真でご覧ください。曽原監督の映画 Orizuru2015 も上映されました。折鶴の可愛らしいプロジェクション、、、志がとても嬉しかったです。

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この晩に贈られた鶴。白い清らかな折鶴でした。佐々木雅弘さんも最後のお別れに一緒に写真を撮らせていただきました。

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寄贈の一瞬。そして館長、責任者方々との記念写真。

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この博物館には日本人の方が働いておられます。そして彼女の率いるホロコストで亡くなった子供の数だけの折鶴を折るというプロジェクトが行われています。私も一羽をその場で折り、寄付させていただきました。皆さまもお立ち寄りの際には是非 休憩・心を休めるためにも、折鶴を折っていただきたく思います。

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続きまして、博物館の展示について少々書かせていただきます。入館しますと吹き抜けになっており、さわやかな印象をかんじさせられますが、まずはホロコストのサバイバーの写真を見ながらどんどんと螺旋に下がっていきます。そして待っているのが真っ暗なホロコストの模様を再現した部屋、そしてガス室、シンと静まり息もできない様な錯覚にとらわれます。とにかく暗くてフラッシュがないと写真も撮れませんでした。ビジュアル的に訴える展示が多く、体にドンと本当に自分が体験しているような気持ちにさせる展示が多いのが特徴だと思われます。

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そして皆さまもご存じでしょう、アンネ・フランクの日記を元に再現された戦火のアムステルダムで何が起こったかを垣間見ることができます。

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ホロコストで着させられたこのユニフォームの復元。壁に重ねられています。

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アンネ・フランクと禎子さんのスピリットが繋がりました。場所は違っても戦争により失われた魂が一つとなりました。点と点が繋がりこうやって平和を思う心が繋がっていきます。

佐々木さん一家の非営利 Sadako Legacy は禎子さんの鶴をとおして、鶴を折ることによって禎子さんの思いやりの心、自分より相手を考える心の大切さを広げています。平和を築くうえでとても大切な行動がまざにお互いを思いやり大切にする、、、、皆様もどうぞ折鶴を折る時は禎子さんを思い出してください。そして平和を願う彼女の気持ちを周りに広げてください。

Museum of Tolerance

9786 W Pico Blvd.

Los Angeles, CA 90035

開館時間:

土曜、祭日以外は朝10時から夕方5時

ではまた。

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