No. 275: 禎子鶴が日系博物館に舞い降りた！禎子鶴 ラスト
こんにちは。
シリーズで書かせていただいております禎子鶴・佐々木さん一家のロスアンジェルス寄贈・訪問の最後のご報告です。先月の29日の夜はいよいよハイライトの一つ日系博物館での鶴の寄贈となり無事に届けさせていただきました。皆さまがいらっしゃる前から、そして一週間一緒にお仕事をさせていただきましたが、最後の大きなイベントとなり翌朝は幸福感と脱力感に包まれました。今回の寄贈は特別な意味があります。まずは戦下の中大変な思いをなさった日系人の方々へのお礼となります。そして今でも大きなギャップがある日系アメリカ人と日本人の間を少しでも近づけたいという希望がこの寄贈の理由となりました。寄贈式は色々な方々の心を揺さぶりました。一番印象に残っているのは博物館のキューレターの方のお話。白血病でお母様を亡くされたそうですが、亡くなる前に一緒に千羽鶴を折ったそうです。彼女にとって禎子鶴を受け入れるのはとてつもないギフトだとおっしゃっていました。また日系人の方々の禎子鶴に見入る姿はとても感動的でした。
では順をおって下記に写真で報告させていただきます。
個室での鶴の正式寄贈。そしてコントラクトにサインをなさる佐々木雅弘さん。
お披露目パーティーの様子。
日系博物館館長のグレッグ・木村氏へ禎子鶴が手渡されました。
仮設のケースに入れられもう展示されています。皆様もどうぞご覧になるために、そして日系人の歴史を垣間見る機会をあたえてくれるこの博物館にお立ち寄りください。
オバマ大統領も禎子さんと禎子鶴をご存知の様子でアメリカから折鶴を持ってきてくださったようですね。広島の原爆資料館でも８月の下旬まで一般公開されるとか報道されていました。今年の広島はますます平和を広げる町として活躍してくださるのでしょう。
オバマ氏の広島訪問によってより今また一層と脚光を浴びている佐々木禎子さんと彼女の折った千羽鶴。これからも世界平和のために必要な場所と思われる国、都市に飛ばし続けます。過去は変えられませんが、未来は惨事がなく子供達の笑い声が絶えない地球となって欲しい。皆様も折鶴を見かけたら、また折鶴を折る機会がありましたら、どうぞ心の中で世界平和を願ってください。
日系博物館 (Japanese American National Museum) の公式サイトは下記からどうぞ。
開館時間：
月曜休み
火曜ー日曜：午前11時から午後5時
場所はリトル東京の中心部に位置しています。
ではまた。
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