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フランス/リヨン特派員ブログ AKINO

フランス・リヨン特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2014年5月 2日

モンテリマール特産「ヌガー」、工房見学で出来たてを試食する


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モンテリマール特産「ヌガー」、工房見学で出来たてを試食する

モンテリマール_ヌガー博物館 (1).jpg

5月上旬、リヨンから南のドローム県へ。

モンテリマール特産のNougat(ヌガー)、白くてネチッとした食感の甘いお菓子を食べに「ヌガー博物館」を訪れます。


午後は、地球の歩き方にのっていたオートリーヴ村の「シュヴァルの理想宮」に行く予定。見学時間はそれぞれ1時間くらいなので、レンタカーで2ヶ所巡ることにしました。どちらも列車+バスでなんとか行けるのですが、バスの本数が少なく不規則です。


 

まずはモンテリマール(Montélimarへ。

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リヨンからモンテリマールは、高速にのって約2時間。

ドローム県の南部にあるモンテリマールは、ローヌアルプ地方の中で南仏の雰囲気漂う町。別名『プロヴァンスの入り口』と呼ばれ、ラヴェンダーの産地でもあります。ヌガーにたっぷり使っているはちみつも「ラヴェンダーの蜂蜜」です。


名産というだけあって、観光客が見学できるヌガー店が町にたくさんあります。

ヌガーの観光スポットで注目したのが、次の3つ。

アルノ・スウべランのヌガー博物館

キャンディーとヌガーの殿堂

・シャベール・エ・ギヨ


アルノ・スウベランのヌガー博物館Arnaud Soubeyran Nougat factory

見学しやすいように造られたヌガー工房。製造から出荷までの様子、蜂蜜ができるまでや昔のヌガー造りの機械などが見学できる。今回は行ったのはこちら。


キャンディーとヌガーの殿堂Palais des Bonbons et du Nougat

大きな倉庫みたいな建物。こちらの方がより博物館ぽい。子ども向けの遊び場があって、ヌガーワールドって感じです。


シャベール・エ・ギヨChabert et Guillot

モンテリマールの老舗ヌガー専門店。世界に出荷していて、日本では伊勢丹デパートなどで購入できるようです。



|アルノ・スウベランのヌガー博物館

モンテリマール_ヌガー博物館.jpg

車で来たら、この看板が目印。

女の子が手に持っているヌガー缶はここの商品で、お土産コーナーに同じのが売ってます。


モンテリマール_ヌガー博物館 (3).jpg

9時半に到着。

博物館前の駐車場は6台ほど停められる2台だけだったので駐車できました。


博物館は駅近い町中ではなく、車、おもちゃ、家具など大型店が並ぶ国道にひょっこりあります。グーグルマップによると、モンテリマール駅からはバス+徒歩で30分。天気がよければバス停から何とか歩いて来れそうです。 


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入口入って、左が有機栽培の地元食材を使用したカフェ、正面の駅風のドアの先が工房見学の入口、右が販売所。


見学自由なのでそのまま工房見学してもいいのですが、販売所の人に聞いてみると、10分後に無料のガイドツアーが始まるというので、それに参加することにした。



|モンテリマールが「ヌガーの町」になった歴史

中世期フランスに初めてヌガーが伝わったのはマルセイユ。マルセイユからプロヴァンス地方、南西部へと広がりました。17世紀、モンテリマールでアーモンドの栽培が進められたことから、ナッツをふんだんに使ったヌガーがこの地の銘菓となります。


モンテリマールが「ヌガーの町」で知られるようになったのは

ドローム県の生まれでモンテリマールの元市長だった、フランス大統領エミール・ルベが、大好きなモンテリマールのヌガーを外交の手土産として配ったことがきっかけです。駅でお土産のヌガーが売れるようになり、ここからヌガーの名産地がマルセイユからモンテリマールへとかわりにとってかわります。

モンテリマール_ヌガー博物館 (7).jpg

1936年、フランスでヴァカンス制度が始まり、ヴァカンスのため南仏へ向かう旅行者が増えます。高速道路がなかった当時、パリからマルセイユへの国道7号線(N7)はモンテリマールでいつも大渋滞が起こっていました。それを見た町の人が、かごにヌガーを入れて、渋滞で停まっている車に販売したところよく売れて、以来モンテリマールは「ヌガーの町」として有名になりました。



|ヌガー工房&博物館の見学

お土産コーナーで待っていると、入口ホールで見学開始の声がかかり、15人くらいが集まった。ガイドさんに着いて、工房へと入って行く。


モンテリマール_ヌガー博物館 (11).jpg

最初の部屋には駅員さんがいた。

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写真を見ながらモンテリマールのヌガーとお店の歴史話しを聴く。


その隣がカリソン製作所

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ヌガー博物館の紹介だけど、

プロヴァンス名物「カリソン」ができるまで

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カリソンの生地は、メロンとオレンジの砂糖漬け、アーモンドパウダー、砂糖を練っって、ガイドさんが持ってるこの容器に入れて冷やします。


生地を適量カットして、こちらの機械に入れると

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カリソン型に一気に生地が詰められる。


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飛び出た余分な生地を取り除いて、平らにしたら


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カリソン型の蓋をかぶせて、上に砂糖を塗る。


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塗り終わったら蓋を上げ、


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カリソン1つ1つの下に押し上げる棒があり、浮きあがったところを穴の開いた専用の板ですくう


モンテリマール_ヌガー博物館 (20).JPG 

あとはオーブンで焼いて完成。



ここで残念なお知らせ。

肝心のヌガー製造が、この時間やってなかった。

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人のいない機械だけの工房を眺め、どの機械であれをしてこれをして~という説明を、うしろの工程写真を時々見てイメージしながら聴く。ああ、残念。

アルノ・スウべランのヌガーができるまでは、こちら の動画でお楽しみください。


 

ヌガーの袋詰め

モンテリマール_ヌガー博物館 (22).JPG

ちゃんと袋に入ってないヌガーを取り除いてるところ。


試食させてもらったヌガーは、やわらかく、しっとりネチッとした食感に、アーモンドの香りが広がる。以前もらい物ではじめて食べたヌガーは、粘り気はやや残ってるけどボロッとした食感でこんなにしっとり柔らかくなかった。

出来たてヌガー美味しい!



続いて、ヌガーに欠かせないはちみつの勉強へ。 

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ミツバチの巣箱見学は、蜂だらけだった。ブーンブンブン...と羽の音がしてます。

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蜂たちは、1匹ずつキャラクターが違う。

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このあたりは仕事中の働き蜂。 


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この辺りは休憩時間?手にお酒の瓶持って寝てますが。 


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そして女王蜂の登場。なんか顔こわいです。

 

この後、ショーケースに入った本当の蜂の巣、ヌガー造りの器具、映写室でヌガーの歴史ビデオを見ました。スタッフが3種類のヌガーを試食に配っていて、美味しくいただきました。



|お土産

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家族へのお土産にスタンダードなヌガーを買うことにしました。

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長方形の板状バーは、5.20€。

工房で袋詰めしていた、ひと口ヌガー入りの小袋は、10.10€。


バーを買っても一気に食べれないので、コーヒーに添えるお茶菓子用に小袋にしました。


ヌガーには、柔らかいのと硬いのがある

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これがスタンダードなソフトヌガー。

「やわらかい」と言う意味の"tendre"って書いてあります。


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こっちがツウ好きな硬いヌガー。

「かたい」という意味の"Dur"と書いてあります。歯が折れそうなくらい硬いらしい。確かに押してみると全然違う。石だ。 

 

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ほかにも、オレンジ、イチジク、ナッツ、スペキュロスなどを練り込んだタイプなどアレンジしたヌガーがある。色々味わいたい方は、詰め合わせパックも売ってます。



その他のお菓子

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先ほど見学したプロヴァンス名物のカリソンや、


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ギモーヴっていうフランスのマシュマロ

一口サイズもあるけど、基本的に棒状でとっても長い。


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棚にびっしり入っているのは、ドライフルーツをチョコレートでコーティングしたもの。



Musée du nougat Arnaud Soubeyra

住所: Avenue du Gournier Zone commerciale Sud BP 148 26204 Montélimar Cedex

http://www.nougatsoubeyran.com/fr/

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お店の紹介動画↑ 

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      AKINO
      結婚後、2013年からリヨン在住。米どころ新潟生まれで、パン王国に住んでも、バゲットよりごはんを愛する。趣味は、地方名物をテーマにした街巡り。車がないので、列車やバスを使ったローカル線の旅を基本としています。リヨンとローヌアルプ地方の魅力的な観光スポットを日々発掘、お届けします。
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