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フランス/リヨン特派員ブログ AKINO

フランス・リヨン特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2016年10月 7日

リヨン1日観光モデルコース「定番スポットをめぐる」


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リヨン1日観光モデルコース「定番スポットをめぐる」

ここだけは見ておきたい!という定番の観光スポットを1日で巡るコース。

メトロと徒歩で観光します。費用は、市内乗り物1日券 (5.50€) + ランチ・ディナー・カフェの食事代。

箇条書きのミッションをクリアしながら進むと、リヨン名物・見所を発見できます。


朝食はクロワッサンとカフェオレ

グルメ_ブーランジェリー_朝食.jpg グルメ_ブーランジェリー_朝食_クロワッサン.JPG

ホテルの朝食に、必ずあるはずの焼き立てクロワッサン。本場の味はバターの香りが全然違う!近くのパン屋さんを探しておいて、観光の出発がてら焼き立てを買って食べるのもいい。クロワッサンを食べるなら朝に限る。

・家庭では、ボル(丼ぶり)にたっぷりのコーヒーやカフェオレを注いで浸して食べる。これが美味しければあなたはフランス通。

・リヨンの菓子パン「ブリオッシュ・プラリーヌ」。ブリオッシュ生地に、ザクッとカリっとした歯触りのプラリーヌ (アーモンドを砂糖でコーティングしたお菓子)が美味しい。お腹いっぱいになる1日なので、1泊2日なら朝食に食べておこう。



9:00 リヨン中央市場

パールデュー駅から徒歩5分、プロも買いに来る良質な食材、チーズ、ソーセージ、ワイン、パティスリーなど、美食の街を体感できる市場。朝7時に開きますが、店ごとに営業時間がちがうので、にぎわい始める9時過ぎからがおすすめ。一番活気のある11時~13時に行って、レストランやバーでランチするのもいい。

・四角いエメラルドブルー色、リヨンの歴史が詰まった銘菓「クッサン・ド・リヨン 」を買って味見してみよう。
・ブションのおつまみで食べるかも。たくさん軒先にぶら下がっているソーセージの中から、リヨン名物Saucisson de Lyon (ソシソン・ド・リヨン)を見つけてみよう

グルメ_市場_リヨン中央市場ポールボキューズ.JPG

↓ 徒歩(15分)

※冬や天気の悪い日は、バス(C3かC13)から眺めてコードリエ(Cordeliers)で降りる。レピュブリック通りを歩いてベルクール広場へ。


 

9:30 ローヌ河

晴れた日は、静かな朝の川沿いを散歩。子どもの遊び場、スケートボード場、屋外プール、川辺には船バーが並んでいて、夏の夕方は夜遅くまで賑わう。向こう岸に見える立派な建物は旧市民病院のオテル・デュー 。2010年に閉院して、現在は改装工事中。5つ星高級ホテルと、カフェやレストラン、高級ブティックなどが入った複合施設に生まれ変わる予定です。

・ラファイエット橋(Pont Lafayette)の下にローヌくんとソーヌちゃん像を見つける。

見所_ローヌ河_160429.JPG

↓ 徒歩(7分)

ギヨティエール橋を渡って、まっすぐ歩くとベルクール広場に着く。



10:00 ベルクール広場

ルイ14世の騎馬像が目印の町の中心地。ボルドーの「カンコンス広場」、パリの「コンコルド広場に続いて、フランスで3番目に大きい広場です。観光案内所 裏に無料公衆トイレ と、地元クリエーターが創る新しいリヨン土産を扱うお土産屋さん があります。

・観光案内所でポール・ボキューズ像 と写真撮影。

・フルヴィエール大聖堂とルイ14世の騎馬像を背景に、リヨンの記念写真を1枚パシャッ。

・リヨンを流れる2つの川を表すソーヌちゃんとローヌくんの像が、騎馬像をはさんでそれぞれの川の側にある。

・広場周辺に隠れている星の王子さま像 を探す。著者サンテグジュペリは、その近くの彼の名前がついた8番通りで生まれた。

観光_見所_ベルクール広場_リヨン2区.jpg

↓ 徒歩(8分)

ベルクール広場からフルヴィエール大聖堂をめざして歩き、ボナパルト橋(Pont Bonaparte)を渡って、旧市街のヴュー・リヨン駅(Vieux Lyon)へ。

橋から見えるソーヌ川と歴史地区の街並みが見所。

↓ ケーブルカー (1分)

ヴュー・リヨン駅から、オレンジ色のケーブルカーF1に乗って、次のミニム駅Minimesで下車。
リヨン市内は、メトロ、トラム、バス、ケーブルカーの切符が共通になっている。メトロと同じ駅内にケーブルカーがあるので、改札口に切符を通してそのまま乗れる。



10:30 古代ローマ劇場

紀元前1世紀建造の二つの劇場。左は3000人収容の音楽堂、右は1万人収容の大劇場。

≪リヨンの歴史の始まり≫紀元前43年に古代ローマの支配を受け、ルグドゥヌム(Lugdunum 神の丘)と名付けられた。植民地はフルヴィエールの丘の上に造られ、公共広場、劇場、神殿、オデオンとよばれる集会場や共同浴場などが建てられた。その後ガリア3州(リヨン、アキテーヌ、ベルギー)の首府となった。

・晴れた日は、ローマ劇場の最上階まで登って景色を眺める。

・すぐそばのガロロマン博物館の外二階に行って、ローマ劇場全体をよく見渡す。

・毎週木曜日はガロロマン博物館が入場無料。

観光_見所_ローマ劇場_150503.JPG

↓ 徒歩(5分)

ローマ劇場からフルヴィエール大聖堂の金色のマリア像を目印に坂を上ると、大聖堂に着く。



10:45 フルヴィエール大聖堂

丘の上にそびえる街のシンボル。1870年の普仏戦争(フランスとプロイセン王国との戦争)で、リヨンの町がプロイセンの侵略から免れたことを聖母マリアに感謝して建てられた。建築費用はリヨン市民からの献金によって賄われ、1896年に完成した。

聖堂を囲む四つの塔は、正面入口の左「力」、右「正義」、奥左「慎重」、右「節制」を象徴している。

・毎年冬に行われる「光の祭典 」の起源1852年12月8日に、鐘楼の上に設置された金色に輝く聖母マリア像を見上げる。

・内部はモザイクとステンドガラスの煌びやかな装飾。右のフランスの歴史、左の教会の歴史における聖母マリアの物語が表現されたモザイク画を一枚一枚眺める。

・右側の階段から地下聖堂へ降りて、祭壇の下の聖母マリアの夫ヨセフの墓のまわりに描かれた、キリスト教の七つの大罪を表す動物のモザイク画を見つける。(クジャク(superbia)高慢、山羊は「色欲」など)

観光_見所_フルヴィエール大聖堂_140831.jpg

大聖堂の近くには、パリのエッフェルタワーを真似た鉄塔(メタリックタワー)が見える。


フルヴィエールの丘の見晴台

リヨン_観光_見所_フルヴィエール展望台.JPG

聖堂裏、リヨンの街が一望できる人気スポット。晴れているときはモンブランとアルプスの山々が見える。

・大聖堂の屋根の上に立つ、青銅の大天使ミカエルの像を探す。

・2つの川が見えますが、どっちがローヌ河でしょう?

 ヒント:ベルクール広場を見てローヌくんとソーヌちゃんの像の位置を思い出してみよう。

・すぐ近くにあるリヨン市街のミニチュア模型で、現在地と散歩コースを確認する。

 えんぴつ型のパールデュータワー、かまぼこ型のオペラ座、騎馬像のベルクール広場を見つけてね。


ケーブルカー

交通_観光_乗り物_ケーブルカー_150607.JPG

大聖堂前にあるフルヴィエール駅から、赤白のケーブルカーF1に乗って、旧市街に戻る。

2日間あるなら、大聖堂の見晴台わきにある階段からオタール公園を抜けて、眼下に茶色の屋根の景色を眺めながら階段を下って旧市街へ。

↓ ケーブルカー(1分)



11:00 旧市街

1998年ユネスコ世界遺産に登録されたリヨン歴史地区。サンジャン大聖堂から続く石畳の通りには、14~15世紀のルネッサンス様式の建物が並ぶ。郷土料理店ブションやお土産屋さんがたくさんあり、年中賑わいをみせる観光名所。ここなら日曜日もレストランが開いている。

旧市街_ブション通り.JPG

旧市街の主な通りは、サンジャン広場から始まる「サンジャン通り」と「ブフ通り」の2つ。まずはサンジャン通り(Rue Saint-Jean)をまっすぐ歩いて、道の終わりのサンポール駅まで出たら、もう一つの通りを歩いて戻る。



サンジャン大聖堂

旧市街_サンジャン大聖堂.jpgのサムネイル画像

12世紀から建設され、3世紀の時を経て15世紀に完成。ロマネスク様式とゴシック様式が混在した建物。

・12世紀に作られたバラ窓の美しいステンドガラスを内側から眺める。(正面扉の真上)

・内部の左奥、2019年までのキリスト教の祝日が示されている14世紀の天文時計を見つける。


トラブール

観光_見所_トラブール_150503 (2).JPG

建物と建物の間にある通路。織物工業が盛んだったころ、商品を雨でぬらさないように利用さていれた。一つの建物の入り口から入って、別の建物や中庭を通って別の通りに出られる。

・サンジャン通りのはちみつ屋さんのとなり、54番地の旧市街で一番長いトラブールの入口から、4つの建物を通ってブフ通りに抜ける。(54 rue Saint-Jean)

・ブフ通りに出たら、通りの名前に由来する16世紀の牡牛の彫刻を探す。まずは通りの標識をみて通り名をチェック。

見所_旧市街_トラブール_バラ色の円形塔150503.JPG

・16番地のバラ色の円形塔「メゾン・ド・クリブル」

牡牛の彫刻のすぐ近く、ワインショップの20番地から数えて、赤いブション、絹織物店のあたりで入口を探す。

このほかにもたくさんのトラブールがあり、観光案内所でもらえるリヨンの市内地図には、トラブールのあるスポットに番号が振ってマークされている。


ギニョル

名物_ギニョル.JPG

リヨンの人形劇。絹織工の家庭に生まれたローラン・ムルゲが、1808年に考え出した3本指で操る指人形。18世紀の庶民の生活を題材に、風刺のきいた大人向けの人形劇を街中の路上やレヌリー通りの自宅で公演していた。現在は昔ながらの風刺も残しつつ、悪を退治するといったストーリーで大人も子供もたのしめる人形劇となっている。地元の子供たちの盛り上がる声がショーを一層楽しませてくれる。

最初に生まれたキャラクターはGnafron(ニャフロン)で、ボジョレーワインを愛する靴修理職人。主人公のGuignol(ギニョル)は生き生きとした頓智をきかせ人々を笑わせる。木の棒(タヴェル)を取りだして叩くシーンはお決まり。

・旧市街の至る所にいる、黒帽子に赤の蝶ネクタイの主人公「ギニョル」と相方の鼻の赤い「ニャフロン」を探す。

※上映時間が決まっているので、実際の人形劇 をみたい人は2日間の滞在で時間をとって行こう。

↓ 徒歩(2分)

旧市街からソーヌ川を渡る。



11:30 ソーヌ川から眺める旧市街の景色

裁判所前の赤い橋「パレ・ド・ジュスティス橋」を渡って振り返ると、裁判所とフルヴィエール大聖堂の美しい景色が見れる。橋のたもとのサントワーヌ河岸では、昼の13時まで月曜をのぞく毎日マルシェが開かれる。川沿いに降りると、観光のクルーズ船 乗り場、その先にコンフリュアンス行きの水上バス 乗り場もある。

・旧市街を背景に写真を撮る。

見所_ソーヌ川_160429.JPG

↓ 徒歩(11分)

ジャコバン広場(Place des Jacobins)、石畳のレストラン街メルシエール通り(Rue Mercière)、ショッピングストリートのレピュブリック通りなどを歩きながらランチスポットへ。




12:00 ポールボキューズのブラッスリーでランチ

リヨン観光の王道、フランス料理界の巨匠ポール・ボキューズの市内に4店舗あるブラッスリー。正統派フレンチを手頃な値段で楽しめる。夏はローヌ河のそばのLe SUD(ル・シュッド)で南仏の地中海料理、冬はコルドリエのLe Nord(ルノール)でフランス北部の伝統料理をいただこう。

カジュアルな服装で気軽に入れて、サービスが早めで待たされないから、午後の観光にちょうどいい。郊外にある本店の3つ星レストランで食べたい方は、もう1日ゆったりと時間をとって、事前に予約して行こう。

↓ メトロ (3分)

ル・ノールはコルドリエ駅(Cordeliers Bourse)、ル・シュッドはベルクール駅からA線に乗って、オテルドヴィル駅(Hôtel de Ville - Louis Pradel)下車。改札口を出ず、降りて左の奥にあるC線への階段を下りる。

↓ メトロ(6分)

C線に乗って、エノン駅(Hénon)下車。

C線は急な坂を登るので、走り出すと坂の急さを体感できるほど斜めになる。途中のクロワ・パケ駅は駅も斜めになっている。

↓ 徒歩(1分)

エノン駅を出て、交差点にある緑色の薬局前の角に立つと、道路の先の突き当りにだまし絵が見える。



13:30 クロワルースの丘

午後の観光は、絹織物の職人の丘「クロワルース」を街歩き。だまし絵のあるエノン駅からスタートして、絹の歴史やビュースポットをめぐりながら丘を下り、ふもとのテロー広場がゴール。傾斜の急な坂道、あちこちにある階段やトラブールを、迷路のように探検しながら歩くのが、このスポットの醍醐味。できれば、フルヴィエールとクロワルースの2日間に分けてじっくり冒険したい。

観光_見所_クロワルース広場_150423.JPGのサムネイル画像

≪クロワルースの歴史≫
中世の時代、クロワルースの坂と
高台は主にブドウ栽培に使われた農地だった。16世紀から、高台に集落とたくさんの修道院が建てられ、フランス革命後、絹織物の職人や商人がこの地に一大産業拠点を築いた。街にはジャガール織機を設置できるよう、天井の高さが4メートルある6~7階建の住居がいくつも建築された。19世紀末には、成功した実業家たちが大通りに次々と立派な屋敷を建て、この一帯はブルジョア地区となり、高台にある伝統的な職人地区とは対照的になっていった。伝統的な絹織工は今はもう姿を消し、現在は地元クリエーターのアトリエやショップが集まる地区になっている。(写真はメトロC線クロワルース駅前のクロワルース広場)



だまし絵「カニュの壁」

カニュ通りにある巨大なだまし絵。カニュとは、リヨンの言葉で"絹織工"という意味。多くの絹織工が住んでいたクロワルースの日常のようすが描かれている。時代とともに、絵の中の風景も新しく塗り替えられ少しずつ変わっている。左の通路には、これまでの壁絵の写真が飾られている。

観光_見所_カニュのだまし絵.jpg

↓徒歩(7分)

クロワルースは道が入り組んでいるので地図必須。
市内地図には見所スポットの名前が赤字で書いてあるけど、ちゃんとした位置がマークしてないので場所がわかりにくい。できれば、旅行前にルートを確認して地図を印刷しておくと安心。道に迷いやすい人は、GPSを使うか、カニュ通りを直進してクロワルース大通りに出ると、目印になる建物が多くて位置が分かりやすい。


カニュの館(メゾン・デ・カニュ)

寄り道して、お土産にスカーフを探してみよう。白くてコロンとした繭のついたかわいい箱に入れてくれる。

昔の布地や織り機などが見学できる博物館の入場料は大人2€、子供1€で、11時~15時半まで。ガイド付きの見学は大人7€、子供4€で、開始時間の45分前までに予約する。英語ガイドは、月曜と土曜の11時にある。(所要時間50分)

≪メゾン・デ・カニュ≫

Maison des Canuts

住所 10-12 Rue d'Ivry, 69004 Lyon

営業時間 10h-18h30

定休日 日曜日

4区_クロワルース_メゾン・デ・カニュ_ジャガード織機.JPG

↓ 徒歩(10分)

メリーゴーランドがあるクロワルース広場に着いたら、ジャガード織りの自動織機を発明したフランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカールの像(広場の中央にある)が見つめる南の方角へ進む。広場から横断歩道をわたって、メトロ駅のすぐ近くピエール・プランテ通り(Rue des Pierres Plantées)をまっすぐ下る。

※毎週日曜日は、このクロワルース大通りでリヨンで一番大きいマルシェが開かれる。

↓ 徒歩(5分)



14:30 グランド・コート庭園

観光_見所_クロワルース_グランドコート庭園_160511.JPGのサムネイル画像

坂道を下ると庭園上の見晴らし台に着く。ここから、午前中に登ったフルヴィエールの丘からソーヌ川とローヌ河まで広く見渡せる。2つの川の合流地点に新しくできた、クリスタルの宇宙船のような形の「コンフリュアンス美術館」も見える。2日間コースなら、水上バスで再開発地区コンフリュアンスに行って、ユニークな現代建築ながめて美術館を訪れよう。

庭園の階段の両脇にある木々は、4月になるとピンクと白の桜の花が咲くお花見スポット。天気のいい日はここでリヨンっ子が本を読んだり、日向ぼっこしている。


グランド・コート坂

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庭園の階段から丘のふもと近くまで下りていける、傾斜が少し急な坂道。カフェやかわいい雑貨やさんが並んでいて女子におすすめの旅スポットです。12時~14時あたりは、お昼休憩でいくつかお店が閉まっています。

普段運動不足だとこの坂道はなかなか膝にこたえるので、明日も観光を控えてる人は、行きはマイペースに登って、帰りはC線メトロで下りる逆のルートがいいかもしれない。


ガリア3州の円形闘技

観光_見所_クロワルース_3ガリアの円形闘技場_160511(2).JPG

グランド・コート坂の途中、右側に変わった看板の本屋さんを見つけたら、右に曲がるとにある円角闘技場。柵が張りめぐらされていて中には入れないが、この場所で上から眺められる。(Rue des Tables Claudiennes)

この後はすぐ脇の階段を下りて、(または、グランド・コート坂に戻ってまた坂を下り、1本目の通りを右に曲がって)、闘技場前に見える白い大きな彫刻の階段を下りる。大きな彫刻の階段下には右と左に2頭のライオン、目の前にはレストランに囲まれた小さなサトネ広場がある。広場の真ん中をまっすぐ突っ切り、突き当りのショーウィンドーに豚の置物がいっぱい並んだブションを右、狭い路地を道なりに歩くと、だまし絵のあるソーヌ川に出る。



15:00 だまし絵「リヨン人の壁画」

見所_名物_だまし絵_フレスク・デ・リヨネ_140513.jpg

リヨンの著名人が描かれただまし絵。この周辺には、ほかにもだまし絵が点在している。

・今日の観光で登場した有名人をおさらい。

まずは三ツ星シェフのポール・ボキューズ、上の3階に星の王子さまとサンテグジュペリ、その左にギニョルを生み出したローラン・ムルゲ、建物の側面にジャガード織機を発明したジョゼフ・マリー・ジャカール(左)。

・2階には映画発明者のリュミエール兄弟。リヨン8区は、彼らの館(現在は博物館)と工場があった映画発祥の地。

・1階の通り、リヨンのサッカーチームOlympique Lyonnais(オリンピック・リヨン)のユニフォームを着て歩いているのは、 リヨン出身のサッカー選手ベルナール・ラコンブ。

↓徒歩(10分)



テロー広場

この場所は16世紀まで、高さ10メートルの厚い壁とはね橋で守られた2つの門、テロー広場の由来となった濠(テラリア・ノーヴァ)などがあり、ローヌとソーヌの間の要塞の役割を果たしていた。16世紀、壁は年月を経て崩れ、サンピエール修道院(現在のリヨン美術館)の建物に使われた。濠も埋め立てられ、1617年には姿を消した。その後は、1642年9月にサンマール公が断頭刑に処せられた処刑広場でもあった。1646年に市庁舎の建設が始まると、行政の中心となり、さらに隣接するクロワルースの丘に絹織工たちが住み着き始めると、広場は商業の中心地にもなっていった。裕福なブルジョワたちは広場の豪華なカフェで商談を交わし、貧しい人々は近くの古ぼけた小さな家に住んでいた。

見所_テロー広場_ 140605(1).jpg

1994年に建築家と彫刻家によって再整備された広場には、69枚の黒い花崗岩のタイルが敷き詰められている。イルミネーションで彩られた噴水が吹き出す作りになっているが、現在は動いていない。

リヨン市庁舎

17世紀に建造されたが、その後火災に遭い、18世紀に正面が再建された。 1階部分の4つのブロンズのメダイユ像は、ルイ13世、アンヌドートリッシュ王妃、ルイ14世、アンリ4世。上部には、リヨンの紋章とアンリ4世の騎馬像。1886年7月12日以来、フランスの歴史的建造物に登録されている。

バルトルディの噴水

ニューヨークの自由の女神像を作った バルトルディーの作品。もとはボルドー市のために1887年に制作されたが、受け取りを拒否され、当時のリヨン市長が買い取った。フランス共和国を象徴する自由の女神(マリアンヌ)と、ボルドーを流れるガロンヌ川とその支流を象徴する4頭の馬。この戦車を引き連れた姿は、フランス革命100周年を祝い「自由の戦車」となったところを表現している。

2016年の3月から、老朽化した彫刻を修復するため16ヵ月間広場から姿を消している。

リヨン美術館

市庁舎に向かって右手に、かつてダム・ド・サン=ピエール女子修道院として使われていたイタリア建築風のリヨン美術館がある。

修道院時代からの壁がぐるりと囲み、広場から中庭に入ると街の喧騒が嘘のように静寂な空気が漂っている。中庭は公共庭園になっているので出入り自由。『考える人』の作者ロダンの傑作、「青銅時代」「影」「歩く男」など、著名彫刻家の作品やリヨン出身のアーティストたちの作品をベンチに座ってゆっくり鑑賞できる。

リヨン美術館_中庭151019.JPG



ペラ座

市庁舎裏にあるかまぼこ型のオペラ座。1831年に建てられたネオクラシック様式のファッサードをそのまま残し、1993年にその上に半円筒形のガラス造りの建築を載せて改築された。

見所_1区_オペラ150325.JPG

↓ メトロ(2分)

オテルドヴィル駅(Hôtel de Ville - Louis Pradel)からA線に乗って、フォッシュ駅(Foch)で下車。ローヌ河を背にして、大通りの並木道の右側の歩道を歩く。

↓ 徒歩(7分)


16:00 有名ショコラトリー「ベルナション 」で大統領のケーキを食べる

たくさん歩いた後は、甘いお菓子とコーヒーでまったりタイム。リヨン6区の高級住宅街のマダムたちがお茶しに集まる高級ショコラトリーで、ここでしか食べられない大統領のケーキ「ガトー・デュ・プレジダン 」を食べる。花びらのようなチョコレートのフリルに包まれたチョコレートケーキです。

・ファンがこぞって買いに来るスペシャリテのチョコレート「パレ・ドール 」をお土産にしよう。

グルメ_パティスリー_ショコラトリー_ベルナション.JPG


夕食まで、一度ホテルに戻ってひと休み。または、ローヌ河岸に座って景色や川沿いを行き交うひとの様子を眺めて時間を過ごしたり。メトロでパールデューまで行ってショッピングセンターでウィンドーショッピングするのもいい。建物内の中央にある噴水では、15~30分に1回くらいイルミネーションと音楽に合わせた噴水のショーがみれる。



19:00 ブションでリヨン郷土料理のディナー

夜は郷土料理が食べられる古典的なブション で、リヨン旅の雰囲気にどっぷり浸る。壁にはたくさんの絵やポスター、木の椅子とテーブルが小さな店内にぎゅっと配置されている。フランス人の夕食時間の20時になると、次々にお客さんが入ってブションらしい賑やかな雰囲気になる。

ブション_ル・ガレ.jpg

オペラ座のすぐ隣にある「ル・ガレ」は、リヨンが舞台になった「NHKフランス語講座」の第10課で訪れていたお店。食事のあと、レッスンで習った「いかがでしたか?」Ça a été, messieurs-dames ? のフレーズが聞こえるかな。美味しかったら「ウィ、セ・テ・ボン」はい、美味しかったですと答えてみよう。

・赤ワインはカラフェで注文。中世から使われているブション独特の厚底瓶、46cl(460ml)のポ・リヨネに入れてサービスされます。

・メインは代表的なリヨン料理「クネル」を注文。内臓系好きは、牛の胃袋のカツレツ「タブリエ・ド・サプール」を。

・"絹織工の脳みそ"という名のチーズ、セルヴエル・ド・カニュ(cervelle de canut)を食べてみよう。

≪ル・ガレ≫

Le Garet

住所 7 Rue du Garet, 69001 Lyon

営業時間 12h - 13h30、19h30 - 21h30

定休日 土・日


夜景散歩

ル・ガレからテロー広場に行くと、夜はライトアップして昼間とはまた違った美しい風景がみれる。テロー広場からベルクール広場まで続くレピュブリック通り周辺は、深夜0時頃まで明るいので、夜のヨーロッパの街並みをロマンチックな散歩が楽しめる。オレンジ色の灯りが燈り、ブションやブラッスリーが賑わう石畳の路地、メルシエール通りや旧市街のサンジャン通りを歩けば、まるでタイムスリップしたような気分になる。

1日観光の場合疲れて夜景散歩の余力がないと思うので、ホテルへの帰り道で夜景見れるよう、ディナーは2区のベルクール~テロー広場、または旧市街のレストラン街にするといい。2日間以上滞在するなら、最終日はフルヴィエールの丘など夜景スポットを訪れよう。

見所_夜景_ローヌ_151104.JPGのサムネイル画像

ローヌ河からオテルデューの眺め


宿泊エリア

1日観光なら、到着日と出発日にホテルに荷物を預けられる駅周辺が便利。2日以上の滞在なら中心地の2区か1区がおすすめ。疲れた時もホテルに戻って休憩できる。


モデルルート

≪旅の準備≫

街歩きを楽しむなら、ヒール低めの歩きやすい靴がいい。フルヴィエールやクロワルースの坂道は傾斜が急ですし、旧市街の石畳を歩いたり、ローマ劇場は凸凹石の道と段差の高い階段を上ります。
真夏はサングラスか帽子必修 。夏場の夕方のスコール、9月は天気予報要チェックして折りたたみ傘お忘れなく。


(3月お題"1日モデルプラン")




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カテゴリー 見所・観光・定番スポット
2016年10月 7日
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      リヨン特派員
      AKINO
      結婚後、2013年からリヨン在住。米どころ新潟生まれで、パン王国に住んでも、バゲットよりごはんを愛する。趣味は、地方名物をテーマにした街巡り。車がないので、列車やバスを使ったローカル線の旅を基本としています。リヨンとローヌアルプ地方の魅力的な観光スポットを日々発掘、お届けします。
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