中世の色濃い首都バレッタ
マルタ共和国の首都バレッタ。16世紀の町並みを今も残すこの町は、マルタ騎士団長、
ジャン・ド・ヴァレットにちなんで名付けられました。
碁盤の目のように整備された通りは、当時は画期的なものでした。
町の正門から真直ぐに続く大通りは、巨大な砲台を備える、聖エルモ砦へと続きます。
この日はお祭りの飾り付がされていました
1980年には、世界文化遺産にも登録され、歴史を後世へと伝える美しい町です。
その古い町並みを散策しながら、博物館などへ立ち寄るのはいかがでしょう。
国立考古博物館、国立戦争博物館、騎士団長の宮殿と兵器庫など、見るところも豊富。
聖ヨハネ准司教座聖堂は、その聖堂の美しさも見応えありますが、カラバッジョの絵画も圧巻です。
絵画好きな方には、是非ご覧いただきたいです。
坂の多いバレッタ。路地の奥に海が見え、まるで絵画のよう。
見どころの多いバレッタですが、個人的には、カーサ・ロッカ・ピッコラが私のお気に入りです。
カーサ・ロッカ・ピッコラとは、16世紀にマルタ騎士団のドン・ピエトロ・ラ・ロッカが建てた宮殿のことです。
入口はブックショップも併設されていて、外から見ると何の変哲もない建物なので、
うっかり通り過ぎてしまいそうなのですが、中に入ってその荘厳さにもうビックリ!
当時の装飾品、家具、調度品がしっかりと残っていて、かつての栄華を伝えています。
さらに驚くのは、この建物、個人所有であるという事。
所有者が今も住んでいるのです。それを聞いて、修学旅行で見に行った、京都の二条陣屋を思い出しました。
二条陣屋もまだ、ちゃんとお住まいになっている住宅で、一部を公開されているお屋敷。
江戸時代へタイムスリップしたかのような、とても面白いお屋敷でした。このカーサも同じように、
私達をタイムスリップさせてくれます。ダイニング・ルームは、時に大切なディナーでまだ使用なさっているそうです。
宮殿とは思えない入口。見逃しそう。
一通り散策をした後は、カフェで一休み。バレッタはカフェの多い町です。
中でもカフェ・コルディナ(Caffe Cordina)は1837年から続く、老舗中の老舗。
カフェの外にある広場に出されたテーブルで、プロセッコを楽しむ人達も多いのです。
カフェの建物は天井も高く、シャンデリアがとても似合っています。ちょっとタイムスリップしたみたい。
お土産用の焼き菓子やジャムなどもオススメです。バレッタ散策、古い町での新たな発見を体験してみてください。
美味しそうなお土産がいっぱい。
高い天井に合うシャンデリア。
カーサ・ロッカ・ピッコラ... 74 Republic Street, Valetta / HP: cassaroccapiccola.com
カフェ・コルディナ... 244 Republic Street, Valletta / tel: +356-2123-4385
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