ロス・バーニョスの内風呂温泉 三月お題

公開日 : 2014年03月26日
最終更新 :
筆者 : Okada M.A.

温泉ホテル: シティ・オブ・スプリングの内風呂

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フィリピン人は意外に、といっては失礼ですが、体や髪の毛をきれいに保つということにはかなり神経質なところがあって、特に女性の朝シャンなどは当り前、ただしドライヤーを使う習慣はあまりないので、オフィスに急ぐ女性たちがほとんど全員洗い髪のまま、というような朝の風景があったりします。

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但し、これがバスルームということになれば話はまた別で、浴槽や温水設備のある家などは富裕層を除いて(つまり国民の95%は)ほとんどなく、しかもシャワーのある家も全部ではなくて、標準的な庶民の入浴の形は「グレポにバルデとタボ」、つまり「カランにタライと手桶」ということになります。

そうなると、洗面台という発想もあまりなく、洗面や歯磨きは台所の流しですますか、このカランやタライですますか、ということになります。

マニラの生活が長い私の見解としては、日本人にとっての「風呂 (桶) に入る」ということは、「体を清潔に保つ」ということはほぼイコールですが、フィリピン人にとってはそれが必ずしも同義ではない、といえるのではないでしょうか。フィリピン人にとっての「風呂 (桶)に入る」ということは、日常の頻度からいって、日本人にとっての「プールに入る」ということに近いような気がします。但しフィリピン人の名誉の為に付け加えると、その沐浴の回数は一日数回という人も珍しくありません。最初に述べたようにかなり潔癖なところがあるのです。

という訳で、このままではこの情けない写真で今月のお題が終わってしまいますので、ひとつここはひとつマニラとルソン島の名誉の為にも、ラグナ州にあるロス・バーニョス温泉の温泉ホテルのバスルーム: 内風呂温泉を紹介させて下さい。

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「シティ・オブ・スプリング」入口

日本の温泉地では、客室の内風呂というと、やはり大浴場と違ってこじんまりした風呂桶が通り相場ですが、ここは特別室でもない普通の部屋でこの広さなのです。

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内風呂入浴: 私と娘が入ってこの状況ですので、大きさがお分かりと思います。

ここはマニラから一時間ほど車で南に下って、ラグナ州のカランバでラグナ湖(バエ湖)沿岸沿いに東に向かって少し進んだところにある「ロス・バーニョス」という温泉の街です。普通、フィリピンのホット・スプリング: 温泉というとフィリピン人は熱いお湯には弱いので、通常は「ひなた水?」といった程度の温度なのですが、ここ「シティ・オブ・スプリング」という名の温度ホテルの温泉水は、私達日本人でも十分な熱さで、長湯に丁度良い温度になっています。

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内風呂がこれだけ広いと、浮き輪を持ち込んでプカプカ浮いて入浴することも出来、リラックスに最高です。

この地域は「マキリン山」という名の神話に彩られた火山の麓にあり、この温泉も火山の熱が作ったもので、日によって硫黄の匂いが強かったり弱かったりします。

さて今日は「バスルーム」のお題に対応しての話題でしたので、また、この温泉ホテルは日を改めてルポいたしますのでお楽しみに。

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