フランスBIOビオ事情 その1
去年の夏からゆるいマクロビオティック(以下マクロビ)生活をはじめて
BIO(ビオ)について学び始めたマルセイユ特派員です。
BIOとは、フランス語Biologie(生物学)の略語です。
通称ABマークが食品に入っていればその食品は無農薬で
有機栽培によるものということになっています。
ABはAgriculture Biologique (有機農法)の頭文字。
英語だとオーガニックになりますね。
その定義に関しては、非常に複雑なので今回は触れずに
フランスの一般的なビオ事情をお話します。
EU最大の農業国フランスは1981年に世界で初めて有機農業の
統一規格を法制化した国です。
しかしながら、ビオ先進国はドイツ、オーストリア、ベルギーなどで
ビオ製品の生産や消費は他国に遅れをとっています。
フランス政府が積極的に支援しているせいか、急速にビオ製品が増え、
現在は専門店でなくても大型スーパーでも独自BIO製品が多くなりました。
品物にもよりますが、価格も普通の商品に比べると30%くらい高いだけで
買いやすくなっています。朝市でもBIO専門のお店があります。
特にマクロビオティックを始めてからは「一物全体」
(ひとつの物を食べるときはできるだけ丸ごと食べる)を基本に
しているので、可能なものはビオ製品を購入するようになりました。
ビオで買える物には野菜、果物、穀物だけでなく、オイル、ビネガーなどの
調味料、卵や乳製品、ビスケットなどのお菓子、コーヒー、紅茶などの飲料。
化粧品やコスメ類も充実していて、シャンプー、石鹸、化粧水、乳液、化粧品
など買えない物はないくらいです。薬局でもビオのコーナーがあります。
身につける衣料品も下着からシャツまで有機の製品があり専門店もあります。
フランスに旅行の際は各地の朝市やフランス全国にあるチェーン店の
大型スーパーのカルフール、ビオ専門店のチェーン店BIO Coopなどが
お薦めです。
BIO Coopのホームページ http://www.biocoop.fr/(フランス語)
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