メルボルンのシンボル「トラム(市電)」で無料の観光スポット巡り

公開日 : 2016年10月15日
最終更新 :

1回目のブログの中で紹介した市電は、こちらでは「トラム(Tram)」と呼ばれ、メルボルンのシンボルとして親しまれています。乗り慣れないと、どこか近寄りがたく感じますが、一度慣れてしまうと中心街および近郊間を移動するときの強い味方になります。今日はトラムを利用した無料の観光スポット巡りについてお伝えします。

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世界で最も規模の大きい市電網街の最もにぎやかな所、フリンダース通り駅の前に立っていると、次から次にトラムがやって来るのが見えます。種類も多く、スタイリッシュな近代的なトラムもあれば、歴史を感じさせる古めかしいトラムもあります。メルボルンのトラム網は、都市の路面電車のシステムとしては、世界で最も大きなものです。

線路の全長 250km  電車数 493  路線数 25  停留所 1763トラムの乗り方最初のころは、各トラムに車掌が一人ついていたのですが、これも合理化の波に押され、1998年に車掌職が廃止になりました。その後、切符の自動販売機が導入されましたが、使い方がわかりにくいという声も聞かれ、何度か変更になり、その度に庶民を悩ませてきました。その一方で、街の外枠を回る環状線「シティー・サークル」だけは無料でしたが、それがなんと、2015年1月からは、町の中心街で乗るトラムはすべて無料、ということになったんです! 以下のマップの緑のところがフリーゾーンです。

Tram free zone.png

https://static.ptv.vic.gov.au/siteassets/PDFs/Maps/Network-maps/PTV_FreeTramZone_Map.pdfこのゾーン以外でトラムを使いたい場合は、「Myki」というカードを買います。このカードはメトロポリタンを走る電車、バス、トラムに使えます。売り場はフェデレーション広場にあるメルボルンのビジターセンター、または、メルボルン空港とサザンクロス駅のスカイバスのターミナルにあります。また、セブンイレブンだったらどの店でも売っています。無料ゾーンから間違って有料ゾーンに行ってしまった場合、見つかると罰金を取られます。この罰金、かなり高い($72で後払いだと$200以上)ですから、トラムに乗るときは目的地が無料ゾーンなのか有料ゾーンなのか、しっかり調べておいた方がよいでしょう。自分の行きたいところがどちらのゾーンにあるのか確かでない時や、使い分けが面倒くさい時は、「ビジター・バリュー・パック」がおすすめです。$14で$8分($6はカード代)の運賃が入っていて、市街地の観光スポットの入場料が割引になります。詳細は以下のリンクをご覧ください。

【Myki の使い方・買い方】

【Mykiで割引になる観光スポット】

Tram 2.jpg

[](https://static.ptv.vic.gov.au/PTV/PTV%20docs/Ticketing/1474601941/myki-Visitor-Value-Pack-Attractions-factsheet-June-16.pdf)

中心街の観光なら「シティーサークル」(ルート35)

[](https://static.ptv.vic.gov.au/PTV/PTV%20docs/Ticketing/1474601941/myki-Visitor-Value-Pack-Attractions-factsheet-June-16.pdf)

City circle.png

上のマップでは、茶色のアイコンが観光スポットになっています。トラムに乗って、好きなスポットが来たら降りて、見学した後、また乗れば、いくつものスポットを見ることができます。

Enlarged map.PNG

<歩き方>① 駅の前に立ち、道路の対角線上にあるセント・ポール(St. Paul Cathedral)の大聖堂の壮大な建物を眺めてください。

Church.jpg
Square.jpg
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④ いよいよシティー・サークルに乗ります。反時計回りで乗ってみましょう。トラムの停留所は道路の中央で各信号の手前ですから、大聖堂からもう一度スワンストン通りを渡って、フリンダース通りの信号近くの停留所に行ってください。あずき色の古めかしいトラムに「City Circle」と書いてありますのですぐわかります。

Tourist spots.PNG

[](https://static.ptv.vic.gov.au/siteassets/PDFs/Maps/Network-maps/City-Circle-map.pdf)

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