ドロミテのドライブは最高!

公開日 : 1998年08月27日
最終更新 :

ミラノの異常な暑さもそろそろ終りに近づいたようです。ミラノはだいぶ過ごしやすくなりました。今年の夏は本当に暑かった!なにしろ湿気がないはずのイタリアで、こんなに寝苦しい夜を経験するなんて久しぶりかもしれません。さて、今年の夏は日本に帰らずイタリアで過ごしたので、「エアコンの効いた家で風呂上がりにキンキンに冷えたビール」というのはちょっとおあずけでしたが、その代わりに(というのも変ですが)涼しいドロミテに行ってまいりました。ドロミテはイタリアの北部、オーストリアとの国境に近いアルプスで、冬のオリンピックの開催地コルティナ・ダンペッツォがあります。ここまで来ると、普通に知られているイタリアとは異なる、南チロルの雰囲気を存分に味わうことができます。ヨーロッパの山というとスイスアルプスが圧倒的な人気で、雪をかぶった白い山肌の印象が強いと思われますが、南チロルの山々は切り立った岩のような雄姿を見せていて、同じアルプスでも景色がまったく違うのです。今回私たちはミラノから車で出発しましたが、ちょうど夏休みも真っ最中のミラノで、道ががらがらにすいていたので、日本からやってきたドライバーも心配していた割にはスムーズに運転できたみたいです。宿泊したのはコルティナの街から10Kmほど離れたサンヴィート・ディ・カドーレ。ここの4つ星「ホテルラディニア」はプールやサウナもあって、のんびり滞在するには最適のホテルです。でも何と言っても、早朝に部屋のテラスから前後に見える山の景色は、このホテルの最高に贅沢な部分といえるでしょう。今回の旅はドライブを楽しむこともひとつのポイントだったのですが、ボルツァーノからコルティナまでの国道241や48号はかなり距離はあるものの、一度はひと通り走っておきたい道路で、すばらしい風景を次々に目の当たりにすることができます。また、ミズリーナ湖からトレ・チーメ・ディ・ラヴァレードまでの有料道路もおすすめのドライブコースでしょう。また、ドロミテの中で一番の見所といえるマルモラーダの氷河へは、3つのロープウェーを乗り継いで標高3265mまで行きますが、この一番最初のロープウェーがものすごい急斜面を上昇する迫力は、体験したもののみが語れるすごさがあります。カナダやスイスの山と一味違う、大パノラマを見たいという山好きの方にぜひおすすめしたいコースです。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。