チーズのお話

公開日 : 2001年05月18日
最終更新 :

おしょうゆ味の苦手なイタリア人が日本に行くと食べるものに困るように、チーズが苦手な日本人がイタリアに来ると食べ歩きの楽しみも半減するというくらいイタリア料理の中でチーズは非常に重要な存在です。地方によっても微妙に呼び名が違うなど、数え切れないほど種類も豊富です。日本でもお馴染みのパルミジャーノ(パルメザンチーズ)は粉チーズとしての食べ方が有名ですが、削ってしまうのはもったいないと思うほど、新鮮なうちにそのまま食べるととってもおいしいのをご存知ですか。中が固くならないうちに、チーズのかたまりを小さくカットしてそのままいただくと赤ワインが非常にすすみます。ミラノの南にローディという町がありますが、この小さな町の名物に4年くらいねかした巨大パルミジャーノ『グラーナ・ロディジャーノ』というチーズがあります。レストランに行くとこの丸くて巨大なグラーナ・ロディジャーノを特別なナイフでうす~く削って、前菜(アンティパスト)として食べることができるのです。チーズがリボンのように削られた様子を想像してみてください!中がしっとり新鮮でなければチーズをそんな風に削れるわけがない、というのがお分かりいただけるでしょうか。見た目は薄っぺらですが、お味はやはりパルミジャーノ、かなりしっかりした味わいで、グリッシーニと一緒に食べるとなかなかいけます。ローディの町はミラノから列車で30分程度と近いですし、小さいながら素晴らしいドゥオモと広場があります。グラーナ・ロディジャーノ(通称グラノーネ)を食べがてら出かけてみてはいかがでしょうか。

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