真夏の夜のオペラ鑑賞

公開日 : 2008年08月17日
最終更新 :
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残暑お見舞い申し上げます。

現在私は日本の夏を満喫中。日本に帰ってきてつくづく思うことは、日本の夏の暑さと欧州の暑さは種類が違うなあということ。日本に比べて湿気の少ないあちらの夏は、たとえ気温が同様に高くても、不快度に大きな差があります。イタリアも南欧に位置していますから、毎日暑いのですが、からっとしているので木陰に入ると昼間でも涼しいですし、夜の温度も日中に比べるとぐっと下がり空気もひんやりしてきます。エアコンが必要以上に売れない理由もなんとなくわかりますよね。もちろん生活習慣や文化の違いもあるのですけれど。

それからこの夏、日本とイタリアの両方で気になったのは「雷」と「クラゲ」。ミラノではこの夏、雷をともなう暴風雨が頻発しました。家族に尋ねると日本でもよく雷が鳴っているとか。また海岸でも8月初旬の早いうちからクラゲが多くみられたようですし、日本では横浜の湾内で大量の大きなクラゲが泳いでいる姿を見つけました。

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さてこの写真は、8月初旬に訪れたトッレ・デル・ラーゴのプッチーニ・フェスティバル。野外劇場からは湖が臨め、なかなか雰囲気のある会場ができていました。

ただ第2幕目も中盤に差し掛かったころ、後方の席で鑑賞していた男性が突然大声をあげるハプニングも発生しました。どうもこの男性、劇場近くにあるクラブからダンスミュージックが聞こえていたのに抗議をしていたようです。「プッチーニを聴きに来たんだ〜ディスコミュージックは止めてくれ〜!」

ただでさえ野外オペラでの音響は良いとはいえません。後方に座っていればそれはなおさらのはずです。せっかくオペラを鑑賞に来ているのに、外野の雑音ばかりが聞こえてきたのでは不快ですよね。

今後のイベント運営にあたり、大いに反省すべき点を指摘された瞬間でした。

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