サルディニアのアジナーラ島

公開日 : 2010年08月07日
最終更新 :
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先日はサルディニア島までセイリングに行ってきました。エメラルドグリーンの海と島北部の各地を、の〜んびりと回ってきました。たくさん素敵な場所はありましたが、特に興味深かったのは「アジナーラ島」です。このアジナーラ島は、1997年まで刑務所として使われていたんですよ。まさに島流しとなったテロリストやマフィアが、ここで刑に服していたわけです。なんと、あのマフィアの大ボス、トトリーナも収容されていたんだそうですよ。もちろん観光で訪れることなどできない場所でした。

そんな歴史のあるこの島ですが、現在では国立公園に指定され、手つかずの美しい自然を目にすることができます。また白いロバなど、珍しい動植物がたくさん生息していることでも知られています。白いロバというと、なんだかハンサムな白馬を想像してしまいますが、この白いロバは先天的に色素が欠乏しているために、体全体が真っ白なんだということです。この白いロバさんたちは、夕方になると、島の至るところで見ることができました。

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ガイドさんのお話ですと、文字通り手つかずの自然が長期間放置されていたため、エコシステムにも影響が出ており、繁殖率の高いイノシシやヤギが大量発生し、島の植物が食い荒らされたり、小動物が食べられてしまっているとのこと。少しずつそういった動物を島の外に運び出す作業も行われているそうです。

風光明媚な島の高台からは、数か所ある美しいビーチを見降ろすことができて、囚人さんたちにとってここの刑務所暮らしは、なかなか快適だったのではないかとも思えてしまいます。今後は現存の建物を利用し、景観を損なわないようにしながら、宿泊施設や研究施設を増やしていく計画があるようです。

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私たちは今回、島内ジープツアーを事前に予約しました。夕方発のガイドツアー(2.5時間)で、女性のガイドさんが、ジープを運転しながら案内してくれました。

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