ミラノ万博の歩き方 時間差と軽食の利用で上手に世界を味わおう

公開日 : 2015年07月23日
最終更新 :

皆さん、初めまして。今回新しくイタリア・ミラノ万博特派員として情報をお届けすることになりました赤星です。

世界共通の"食"をテーマとしたミラノEXPOの旬の情報などを、現地在住者としてはもちろん、観光などでミラノを訪れる方々の視点を忘れないよう心がけてお伝えしていきます。よろしくお願いいたします。

そんな食の博覧会では世界の料理を味わえる絶好のチャンスです。レストランを併設しているパビリオンも多く、これまで会場に2度足を運んだことで、かなりの全体像がつかめました。そこで今回は題して「万博の歩き方」食・ヨーロッパ編です。パビリオンで展示を見る、学ぶ、感じるだけでなく、実際にスムーズに"世界を味わう方法"を試してみました。

1.ランチなどの時間帯のレストランでのは避け、時間差で攻める。

基本的なことですが、会場を訪れる人の多くはイタリア人です。特別な場合を除いて、イタリア人の食事の時間帯はほぼ決まっています。街中のレストランなどの営業時間を参考にしてみてください。よほどの観光地でない限り、昼は12時半から2時半ごろまで、ディナーは午後7時半からオープンというお店がほとんどです。ノンストップ営業は少なく、南へ行けば行くほど、食事時間は遅くなります。

若い人を除いて、食に関してとても保守的なイタリア人はこのペースを崩しません。ですからパビリオン併設のレストランへ行く場合は、ランチにしてはかなり早めか逆にかなり遅めの選択をオススメします。

2.お得なソウルフード巡り

日本館を含む人気のパビリオンは1時間待ち、というのはよくあります。炎天下の中、行列に並んで体力を消耗してその上に食事のために延々と待つなんて、避けたいですよね。穴場は隣接するオランダ館とフランス館にありました。オランダ館の横には、見ているだけでも楽しいカラフルなフードワゴンが並んでいます。フレンチフライポテトではなく「ダッチポテト」にビール、オランダ版焼きカステラ、チーズの試食など小腹が減った時には最適です。だいたい一品5ユーロ前後で大丈夫。簡単なテーブルがあり、ささっと食べるには最適です。また小さな観覧車もあって、子供たちが大喜び。 酪農の国らしく、牛などの模型が飾られた敷地にはリラックスし過ぎそうなローソファがあります。

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隣のフランス館にはパビリオンのエントランスと外で本格的なフランスらしいバゲットなどの売り場があります。朝食用のチョコレートやレーズン入りのものから、ハムやチーズをはさんだバゲッドサンドまで2ユーロから6ユーロほど。外の仮設店舗では、熱々の焼き立てパンが並び、フランス語が飛び交っていました。

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3.イタリアのちょっと飲みとおつまみコース、移動式アイスクリーム屋

イタリアらしいアペリティフなら、屋外のフランチャコルタ・ブースに行きましょう。フランチャコルタというのはミラノとヴェネツィアの間にあるブレシャという街に近い、スプマンテ(発泡性白ワイン)の生産地です。シャンパンと同じ作り方で、スプマンテの中でも格が高いことで知られています。スマートなフルートグラスに注がれたスプマンテはシュワシュワとして口当たりもとてもよい。種類によっても変わりますが一杯8ユーロほど。これにプロシュット・クルード(生ハム)などの盛り合わせをオーダーすると、そのコンビネーションにまさしく至福の時が訪れます。

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「やはり夏はビール」なら、1859年創業のイタリアを代表するメーカー、ビッラ・モレッティへ。ワインで有名なイタリアですが、ピッツァにはビールというのが定番。ビールボトル・アートも見事で面白い。2階席は涼しい風が吹き抜け、会場のメーンストリートが見えます。

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アルコールが苦手な方なら、会場内を自転車で移動販売しているアイスクリーム屋はどうですか。ジェラートというよりも、ベタなイタリアのアイスクリームを実感していただけるでしょう。

いかがですか。引き続き、何度かに分けて続編をお届けします。

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