イタリア流ショッピングの楽しみ方

公開日 : 2016年07月19日
最終更新 :

ミラノは晴天が続き、週末ごとにバカンスに出かける人たちで、空港や駅は混雑しています。

夏のバーゲンも始まってから2週間が過ました。熱心にショーウインドを眺める人も多いです。

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30%、40%、50%・・・と週ごとにプライスオフが進み、8月末までバーゲンを行うところが多いです。その一方で、秋、冬ものの入荷も始まるのがファッションの街、ミラノです。

ちなみにイタリア語でバーゲンはサルディ(SALDI)と言います。

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少しだけ、イタリア流ショッピングの仕方をお伝えしたいと思います。

最近ではガイドブックなどの説明にもあるように、お店に入って店員さんがいたら軽く挨拶をしてみてください。「ハロー」でもいいですし、イタリア語なら「ボンジョールノ」(午前中、午後の早い時間)か「ボナセーラ」(午後の遅く、夜)。

 大型店やファストファッションのような自由に服を試着室に持って行くようなショップでは、必要ないでしょう。

ただ、高級ブランドのお店やセレクトショップ、個人経営のお店ではお客さんに対して、店員が必ずといっていいほど声をかけるのが当たり前なのです。「見ているだけです」と言えば、「何か必要でしたら、おっしゃってくださいね」と返されるでしょう。

イタリアのトレンドをつかむなら、メンズとレディースがそろっているブライアン&バリーへどうぞ。

ドゥオモから遠くはないサン・バビラ広場近くにあります。

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ビルの装飾もおしゃれ。

 ちゃんとしたショップではサイズや色などは当たり前のこと、選んだ品物にによく合うものなどコンビネーションをアドバイスしてくれます。イタリア人は育ってきた環境からか、色彩感覚やセンス抜群な店員が多く、プロ意識も高いです。二者択一で迷っていると「私はこちらの方があなたに似合うと思う」ときっぱり判断してくれるのも面白いです。そして、メンズ・レディースとも体のラインを強調するジャストフィットサイズが身上!

品質はもちろんのこと、シンプルでその人を最も引き立たせてくれる商品をお客さんのために選びたいという気持ちが伝わってくるんです。

 言葉の壁はあまり気にしないでいただきたいですね。個人的な見解ですが、大半のイタリア人は英語がそんなに得意な方ではないようです。はっきりとした英単語やカタコトのイタリア語、そしてジェスチャーの方が意思の疎通がうまくいく気がします。

商品の値段を知りたい場合、値札を一生懸命探すよりも店員さんがついてくれている場合は「いくらですか」と率直に聞く方がエレガント。

特に、ブランドショップでは手当たり次第に商品に触るのは嫌がられますので、ご注意を。

簡単で便利なイタリア語を一つ。

「ポッソー?」(POSSO?)、は「・・・していいですか?」の意味で、品物を手に取る場合や、カウンターに置いてあるフリーペーパー、地図などをもらいたい場合にも使えます。語尾を上げて発音してくださいね。

また、試着したら絶対に買わなければならないという感覚も必要ありません。限度を超えない程度なら、嫌な顔はされないはず。

購入しなくても店を出る時に「グラッツィエ」か「サンキュー」だけで大丈夫。ショップには入った時と出る時にあいさつするかしないかで、ずいぶんと印象が違ってきますので。

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 ドゥオモの裏手には、このヴィットリオ・エマヌエレ二世大通りがあります。両側にはさまざまなお店が並び、ミラノでウィンドーショッピングが気軽に楽しめるところです。

 どうですか? 少しだけ勇気を出して、イタリア流ショッピングの楽しみ方を実践してみてください。

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