落ち着いたたたずまいの街 ピアチェンツァ
秋も深まり、ミラノは雨と霧の日々が続いています。
日本でも東北地方の地震や、54年ぶりの関東圏での降雪などがあったと聞きました。
予測できない自然の驚異に驚くばかりです。
今回、私はミラノから南東へ72㌔のピアチェンツァという街に小旅行に出かけてきました。
ミラノから電車で約1時間。
ポー川を超えるとそこはエミリア・ロマーニャ州になり、人口約10万人の落ち着いたたたずまいのピアチェンツァに到着しました。
駅からさくさくと歩くと、15分ほどで街の中心地、カヴァッリ広場(Piazza dei cavalli)に到着します。
トップの写真のゴシック宮殿(Palazzo Gotico)は13世紀の北イタリアの典型的なデザインで、この広場周辺には貴族などが住居を構えていました。
宮殿のファサード(正面)は、下の部分がヴェローナ産のピンク大理石、上部がレンガでできているそうです。
広場を、パルマとピアチェンツァのファルネーゼ公爵の銅像が見守っています。
ゴシック宮殿に向かって左手には、レンガ造りのファサードを備えたサン・フランチェスコ教会(Chiesa di San Francesco)があります。
中には14、15世紀のフレスコ画など貴重な作品も多いです。
このピアチェンツァという街を歩いていると、平日の昼過ぎだったからか授業を終えた元気な高校生や若者、そしてランチを楽しむ人々の姿が印象的でした。
壁の落書きも少なくて落ち着いていながらも活気のある、そんな街でした。
あてもなく散策していると、メーンストリートの小脇にはかわいらしい小道があったりして・・・・・
こんな小さな発見も街歩きのだいご味ですね。
レンガ色、そしてマリア・ルイージア・イエローと呼ばれる黄色系が建物の壁に多用されています。
「ピアチェンツァって?」という方へ少しヒントを・・・
こんな感じでどうでしょう。
サッカーファンの方なら、元イタリア代表のインザーギ兄弟の出身地といえば少し親しみを感じていただけるでしょうか?
兄ピッポ氏はユヴェントス、ACミランでFWとして活躍しました。ミランの監督就任後、日本代表FW本田圭佑選手の能力を高く買ってゴールラッシュを引き出したのも彼です。
また弟のシモーネ氏は、ラツィオの監督として昨シーズン末からチームの指揮官となっており、上位争いをしています。
週末は濃霧にかかわらず、イタリア人に欠かせない野外マーケットが開かれていて、多く人でにぎわっていました。
特に北イタリアの冬は、霧の影響で電車の遅延が本当に多くなります。
乗り継ぎなど、旅行される方は余裕をもったスケジュールを組まれることを強くおすすめいたします。
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