シンプルなミラノのX'masイルミネーション
ミラノもいよいよ本格的なクリスマス・シーズンを迎えました。
今月7日はミラノ市の守護聖人アンブロージョの日であり、毎年スカラ座が初日を迎える特別な日でもあります。今年のオープニング演目は、日本にも縁のある「マダム・バタフライ」でした。
イタリアを代表する作曲家、プッチーニ氏のこのオペラは1904年の初演では大ブーイングだったというから驚きです。
しかし今年の初演では幕が下りた後、13分間も拍手喝采が続く大成功だったと聞きました。
そのスカラ座にも近いブレラ界隈を歩いてみると、クリスマスのシルバーで統一されたイルミネーションが輝いていました。
すっきりとした感じですね。
ニューヨークや東京、ロンドンなどの街のクリスマスに比べるとかなり地味な気もしますが、これはこれでシンプルな感じでよいものだとは思いませんか。
近所を散策してみると通りごとにデザインが違っていて、○○商店街の各店舗が費用を負担しているみたいです。
赤に緑、ゴールドにシルバーと基本色はだいたい決まっています。
ただ、デザインは毎年違っておりクリスマス気分を盛り上げてくれます。子供たちでなくプレゼントを選ぶの人々の表情も朗らかに感じます。
このようなカラフルなものも・・・・
さて、これは何だかおわかりになりますか。
イタリアではプレセーピオ(Presepio)といって、キリスト誕生の場面を小さな人形などで再現したものを飾ります。
生まれたばかりのキリストやマリア様だけでなく、その周辺に居合わせた動物なども再現しているのです。
この写真は私のマンションの入り口に飾られたもの。
前に訪れた南イタリアのアマルフィでは、街の泉の近くに幅2㍍ほどのプレセーピオがあったのを覚えています。
それでは最後にドゥオモ広場のクリスマス・ツリーで締めくくりますね。
日中はすっきり晴れた日々が続いているミラノ。でも早朝や夕方以降は霧が濃くなっています。
この時期、ミラノなど北イタリアにいらっしゃる方は防寒対策をお忘れなく。
それではまた、お会いしましょう。
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