豊かさと美食のベネチア近郊都市ポルデノーネ
イタリアは今日6日がエピファニアと呼ばれる、クリスマス後12日目の「救世主の御公現日、主顕節」で祭日です。
どちらかというと、ベファーナという老魔女が良い子にはお菓子を、悪い子には炭を持ってくるという伝統話で知られていますね。
冬のバーゲンも始まりました。
そんな中、私は先日、ベネチアから列車で1時間ほどの街、ポルデノーネに行ってきました。
クリスマスシーズンの真っただ中で、街の象徴の市庁舎(Loggia Municipale)もブルーを基調としたライトが照らされています。
通常の夜はしーんと静まり返った夜、おごそかに静かなたたずまいなのです。
このポルデノーネという街は、11、12世紀はベネチア国家の商業として、またその後はルネッサンスの影響を受けたり、オーストリアに支配されたこともありました。家具、工業デザイン、繊維産業、電化製品、精密機械部品など、ありとあらゆる分野の商工業の街として知られています。
イタリア北東部にあたるフリウリ・ベネチア・ジュリア州に在し、人口は約5万2000人。市はこれらの産業を受け継ぐ若手の養成に最大限の力を尽くしています。
私はこの街の最高級キッチンメーカーと日本の企業の方との工場視察で、3日間滞在しました。
ポルティコと呼ばれる回廊が続く街のメーンストリート、ヴィットリオ・エマヌエレ通り。
その両脇にはありとあらゆるショップが軒を連ねていて、気分が高まります。
落書きやゴミもなく、街の治安が良いのがわかりますね。
リラックスして街のぶらぶら歩きができるのが何よりうれしい。
通りの中でも、17世紀に建てられたグレゴニス宮(Palazzo Gregonis)はひときわ目をひいていました。
そぞろ歩きも終盤で、そろそろひと休みしたくなってきました。
タクシーの運転手の方のイチ押しのチョコレートショップ「ペラトネル」(Peratoner)を目指します。
見つけたとたん、その店内の人の多さにあ然としました。
カフェも兼ねているため、クリスマス前の最終週末の金曜日はプレゼントを選ぶ人から夕方のカフェを愉しむ人などで大混雑です。
1974年創業のペラトネルは第一級品の素材にこだわり、手作りのチョコレートを作り続けてきました。
サンタ型や板チョコの他、プチフールなども味わえます。
「今朝、詰めたばかりだから2週間以内に食べてね」とマダムに言われ、友人へのお土産用にと購入した数種類のアソート・セット。
どれもやさしく味わい深くしっとりした食感でした。
この他にもリーズナブルにサン・ダニエレ産の生ハムを食べられる美味しいレストラン情報などもあるのですが・・・・
また次回に。
一大観光都市だけでなく、もしお時間に余裕があればイタリアの小都市で落ち着いたひと時を過ごしてみるのもおすすめです。
Peratoner
Corso Vittorio Emanuele 22B Pordenone
電話 +39 434-520014
月曜休
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