ミラノ中央駅のスムーズな利用の仕方
ミラノの中央駅について、今回はお話ししたいと思います。
第二次世界大戦前、1930年代に当時の権力者ムッソリーニが自身の力を誇示するために建設したといわれるミラノ中央駅です。その外観はまるで駅とは見えない荘厳な建築で、圧倒されます。乗降者数もローマのテルミニ駅に次いでイタリア国内第二位だとか。
フィレンツェ、ヴェネツィア、トリノなどイタリア国内の主要都市はもちろん、スイスやドイツ、スペインなどへの国際列車も走っています。
一階多くの自動チケット販売機が並んでいます。しかし、周辺には小銭稼ぎの人物が数人たむろしていて、こちらが頼んでもいないのに販売機の操作を手伝ってきます。そして最後に「助けてやったんだから、チップをくれ」などと要求してくるので、注意してください。
何を言われても無視するか、強い姿勢で「ノー!」と断ってください。
ホームは2階です。
それに比べると、少し奥にある有人のチケットセンター内の販売機の方が比較的、落ち着いて購入できると思います。
日本のJRのようなトレニイタリア(Trenitala)や私鉄のイタロ(ITALO)の係員は、名前入りの上着、ユニフォームなどを着ています。疑問点などは巡回している彼らに聞きましょう。
時刻表の一番右にある数字が発車ホーム番線です。
このように係員のいるゲートでチケットを点検されてから、出発のホームに向かいます。
改札がなく誰でもが自由にホームに入れる以前に比べて、係員の目が届くようになりました。
しかし、相変わらずジプシーや置き引き、スリなどの被害は多いようです。切符の自動販売機やホーム、また電車に乗ってからも貴重品は必ず身につけておくこと。そして安易な気持ちでうたた寝しないようにご注意願います。イタリア在住歴の長い知人の盗難被害は、パソコンや網棚に置いたバックなどでした。
それではBuon Viaggio!(よいご旅行を!)
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