ミラノBlue Noteでジャズ・ナイト!
寒い日々が続くミラノ。久しぶりにジャズを聴きにBlue Noteへ行ってきました。
アートや観光などとはまた違って意味で、ミラノの夜の楽しみ方の一つです。
それもそのはず、Blue Note Milanoはヨーロッパで唯一のブルーノートなのです。
店内には往年のジャズ・ミュージャンの写真が飾られ、気分を盛り上げてくれます。
ミラノの中央駅から地下鉄2線(グリーン・ライン)の二駅目、ガリバルディ(Garibaldi)から徒歩で10分ほどのイーゾラ(Isola)と呼ばれる界隈に位置しています。10年ほど前までは夜になると暗くて寂しい路地ばかりという印象でしたが、約5年前からのガリバルディ地区の再開発でレストランやライブハウスが増え、アーチストが工房を構えたりと新たに注目される街並みに変わりました。
そう広くはないステージを囲むようにテーブルの1階席と、2階のカウンター席があります。
「ジャズを楽しみながらイタリアン味わえる」というコンセプトで始まったBlue Note Milanoはオープンから10年以上、今でもジャズ愛好家のハートをつかんでいます。
チック・コリアの強い勧めでミラノにジャズの殿堂がやってきました。
これまでにもマッコイ・タイナー、ダイアン・リーブスやルー・ドナリン、そしてハーモニカ奏者のトゥーツ・シールマンス、日本ではCMにも登場しているジャズ・ピアニスト、上原ひろみさんが出演したそうです。
3月下旬にはタック&パティ、そしてリー・リトナーの公演がありますよ。
ミュージック・チャージは35ユーロから70ユーロほど。ミュージシャンによって違いはあるものの、東京のブルーノートと比べるとかなりお手頃ではないでしょうか。
忘れてはならないのが、レストランメニューです。
丁寧に仕上げられたイタリアンをぜひどうぞ。
この日は「干しダラのひよこ豆ソース和え、トロペアの紫玉ねぎを添えて」などがありました。
前菜やパスタなどのプリモ・ピアット、そしてデザートが15~20ユーロ、メーンのお料理は25~30ユーロでまたシーザーサラダやクラブ・サンドイッチなどの軽食もあります。ワインのリストも充実しており、洗練されたイタリアン・ディナーを堪能できることでしょう。
ブルーノートだから、といってあまり緊張する必要はありません。
ステージ間近の飲み物だけオーダーする人のためのテーブルは、ニットにジーンズというラフな感じの常連客の姿も多かったですよ。
また、ちょっとおしゃれをした恋人同士やドレスアップしたイタリア人以外のグループも見かけました。
人それぞれで、そんなに堅苦しく考える必要はなさそうですね。
通常は1回目のステージが開場が午後8時、開演9時で、2回目は開場は午後11時、その30分後にライブ・スタートとなります。
今回私は友人の勧めでパオロ・フレズ(Paolo Fresu)というイタリア人トランぺッター&クインテッドのステージを見てきました。
約300席は超満員で、3日間6公演はほぼソールドアウトだったとか。
オーソドックスなナンバーからブラジルのブルースまでノンストップで続き、観客を魅了しました。
またキーボード、ベース、ドラムのメンバーを紹介と共に、イタリア人らしい軽妙なトークで会場は大盛り上がり。
拍手喝采(かっさい)のラスト・シーンです。
※イタリアだけでなく国外ミュージシャンの公演、そして客層もインターナショナルなため問い合わせや当日の会場での英語のコミュニケーションも問題ないようです。
チケットは公式サイトから予約できます。
Blue Note Milano
住所 Via Pietro Borsieri 37
電話番号 +39-02-69016888
公式サイト http:www.bluenotemilano.com/en
メール info@bluenotemilano.com
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