Little Free Library:町の小さな(x10) 図書館

公開日 : 2015年11月26日
最終更新 :
筆者 : 龍野 舞

今回はちょっと旅行記事はお休みして、今月のお題の1つ「図書館・本屋」について書きたいと思います。

(しかし最近、本読めてないな〜)

タイトルに書いてある通り、それは"Little Free Library"と言います。

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具体的にこれがどのようなものかというと、文字通り「小さな図書館」です。

しかし、この小さな図書館には人が入ることが出来ません・・・

それはなぜかと言うと、と〜っても小さいからです。

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(あ、私が中にいる〜)

そして、この「図書館」がどのように運営されているかというと・・・

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このように、歩道沿いの誰かのお家の前にこの小さな図書館は設置されています。

そして、その中にはもちろん「本たち」が!

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この図書館がどのようなシステムになっているかの説明書きもあります。

そこには、「この図書館はみんなのものです」と書かれています。

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具体的に、どのようにして利用出来るのかというと:

読みたいと思った本を持っていく

読み終わったら、その本を"Little Free Library"(場所はどこでも良い)に返却するか、その本を読みたい、読んでほしい友人へ渡す

自分の持っている本を寄付する(その際には本の中に「誰のものだったのか」「これまで誰が読んだのか」といったことを書いたメモを残す)

もちろん、この図書館の名前の中心にある"Free"という言葉には「無料」という意味もあるでしょうが、通常の図書館よりもより人々の間を「自由」に本が行き来することが出来る図書館というイメージが私の中にはあります。

ちょっと歴史を見てみると、このサービスは2009年、ウィスコンシン州のある男性が、読書が好きな学校の先生だった母親に捧げる意味を込めて自宅の前に建てた「小さな学校」の形をした「本を共有するための箱」が始まりのようです。

そして今では、その小さな活動が組織化され、アメリカ国内だけではなく海外にも広がっているということです。

"Little Free Library"のウェブサイトでは、様々な形や色の「図書館」を購入することが出来、自分の住んでいる町にこの図書館を設置することが出来ます。

また、この組織だけではなく、同じアイデアを使って、個人でこのような「図書館」を設置しているお宅が我が家の近所にはありました。

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サインには" the `Take it or leave it` neighborhood library"(持っていくか、置いていくか。ご近所図書館)と書いてあります。

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こちらの図書館も、このように歩道の脇のお家の前に設置されています。

そして、中にはもちろん「本」。

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もし旅行中の道ばたでこんな図書館に出会ったら、「本を手に取ってみる」か「持っている本を置き土産にして」みてはどうでしょうか?

本を通して思いもよらなかった「出会い」があるかもしれません。

Little Free Library

11月のお題:図書館・本屋

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