美味しく縁起の良い新年:Yum Yum Happy 2016!!
皆さま、明けましておめでとうございます!
今年も、カリフォルニア州モントレーからこちらでの日々の様子や、オススメなことやものを発信させていただきますので、よろしくお願いいたします。
ちなみに、前回お話をしていた和食のお正月食材たちはこのようになりました!
そして、今日は早速、今月のお題の1つ「縁起物」について書きたいと思います。
日本のおせち料理に使う材料は、それぞれに意味があるということは皆さんご存知だと思います。
そして、もちろんそれはただ「意味がある」ということではなく、新年が良い年になるように「縁起のいい」ものを食べるということです。
ここアメリカ、特にアフリカ系アメリカ人による文化の影響が強い南部にも同じように「縁起の良い新年のメニュー」というものが存在します。
和食のおせちは基本私が作るので、手持ち無沙汰な我が家のシェフが、私のお正月料理の合間に、その「南部のお正月料理」を作ってくれました。
メインの「豚肉」はお出汁やハーブと煮込んであるのですが、豚は前に前に進みながら鼻で食べ物を掘って行くことから「前進」を表わし、新年に食べると良いと言われているとか。
そして、緑の葉もの。これは、「カラード・グリーン (collard greens)」という広く平らなお野菜で、葉が固めなので煮込んで柔らかくして食べます。お野菜自体の味は結構マイルドです。
今回は、ニンニク、タマネギと炒めて一緒に煮込んでいます。
アメリカでは、お札の色に例えて「緑=富の象徴」という見方があるため、この緑のお野菜が「金運をもたらす」ということで新年に食べられているようです。
そして、なくてはならないのは「ブラックアイ豆 (black-eyed peas)」。
もちろん、お豆の一部が黒い目のようだということからこの名前が付けられています。
新年にこのお豆を食べる理由は諸説あるようですが、料理をすると膨らむということから「繁栄」を表わすとか、小さなお豆が「コイン」、緑の葉っぱが「紙幣」を表わすいう意味などがあるようです。
本来の起源は何であれ、こちらでは特にこの時期 "black eyed peas"は縁起の良い食べ物としてしばしば紹介されます。
移民の国アメリカでは、それぞれの家族の文化背景によって他にも様々な食事が新年の食卓に上っているようです。
我が家は、2つの文化の食事で験を担いだので、2016年も良い年になるかな?
まあ少なくとも、美味しい新年を迎えることが出来ました!!
1月のお題:縁起物
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