Pluna全便無期限運行中止決定から一夜明けて
さて、昨夜政府が航空会社Plunaの全便無期限運行中止を発表してから一夜明けて本日、想像通り朝のトップニュースはこれでした。
そもそも一国のフラッグキャリアが突然翌日から運行取りやめという事態も異常なのですが、さらに悪い事に、本日金曜日が最後の登校日で、ウルグアイの学校は2週間の冬休みに入るため、本日、あるいは週末にPlunaで国外に出かける予定をしていた家族が沢山居た事です。
またこの決定に関しては、事前に観光業界やカラスコ国際空港に連絡・根回しがされて居た訳でもなく、Plunaの便での旅行パックを売っていた旅行会社は顧客対応とPlunaへの問い合わせに追われ、空港は当日朝空港に来てみたら全便キャンセルされていた搭乗客の問い合わせに追われ、またカラスコ空港離発着便の約40%を占めていたと言われているPluna便のキャンセルにより仕事が無くなった空港職員たちへの対応等、てんやわんやだったようです。
朝と昼のTVニュースでは、政府とPlunaのこの決定の進め方はあまりに無責任だと、関係者の怒りのインタビューが多数報じられていました。
またPluna労働組合のほうも寝耳に水だったらしく、発表後の業務についての従業員の統率や秩序は取れてないままで、顧客対応をするはずのコールセンターも午前中は誰も出勤せず、どんなに電話しても誰も電話に出ないと言う事態に陥りました。
午後14:00になってようやく政府(観光省 el Ministerio del Turismo)が対応を開始しましたが。
同社ホームページによると、現在の所、7月6日(金)〜9日(月)の間に搭乗予定だった乗客には、コールセンターで対応をするそうですが、それ以外の旅程については、まだどのように代替案を提示するか、詳細は決められていないようです。
現在の所、Pluna便のチケットで便が振替できる航空会社についても交渉中。BQBやAerolinea Argentinaが振替可能であるとニュースに出ていますが、まだまだ対応が求められます。
(以下、個人的感想) ここで突然何が起こってもあんまし驚いちゃいけないんですが(心身が保たない)、それにしてもいちフラッグキャリアが、根回しもなく事前のパニック対策もなく、パスっと「明日から運行なし!」と発表しちゃうのに驚きを隠せないのは、やっぱり私は根回し文化が骨の髄までしみ込んだ日本人(元)サラリーマンなんだなあ...としみじみするのでした。
また従業員の雇用に関わる決断にもかかわらず、労働組合に知らされていなかったのも驚きです。この問題に端を発したすべての問題の対応は、これからです。
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