お湯が止まる!?
モスクワでは初夏、毎年お湯が止まる時期があるんです!
最近はボイラー付きのお宅も多いので問題ないのですが、
ソ連時代からの集合住宅や大学寮などに住んでいる場合は、
設置されていないことも多く、
蛇口をひねればお湯が出るのが当然!の日本人にとって
この期間だけはホームシックになっちゃう人も・・・
中央、北、北東、東、南東、南、南西、西、北西・・・と
各地域ごとに、順番にお湯が止まっていきます。
5、6月はまだ肌寒いので、もちろんお水シャワーは難しく、
ロシア人はたっぷりとお湯を沸かして、水で薄めつつ
頭、体、顔…と分けて洗い、風邪をひかないように工夫しているみたいです☆
例年3週間だったのが、今年からは2週間に!
各地域のお湯停止時期は毎年春に発表されます。
これは、主に排水管の掃除やメンテナンスのためだそう。
この不便さのかわりに、冬には便利さが!
ロシアの建物は、壁の中にパイプが張り巡らされ、
冬にはこのパイプを通るお湯や蒸気で、建物内が常に暖かいんです!
よく「ロシアの冬は寒いでしょう?」と聞かれますが、
どの建物に入っても、ストーブやエアコンなしで常に暖かいので、
朝起きて寒い部屋のストーブを付ける必要もなく、
ヒエヒエの脱衣所で服を脱いでお風呂に入る必要もなく、
お部屋の中ではつねに薄着でいられるんです☆
お湯が止まるのは不便ですが、この冬の室内の暖かさ、
ぜひ日本の北国に住むおじいちゃん&おばあちゃんたちに
味わわせてあげたいなあ、と思うのでした。
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