“オリビエ・サラダ”に“毛皮コートを着たニシン・サラダ”!?ロシアのサラダ
伝統的なロシアのサラダは、緑の葉がたっぷりのグリーンサラダに比べ、
ジャガイモやキュウリ、人参、キャベツなどロシアの大地の恵みがいっぱい!
お野菜の切り方はサイノメ切りか千切りが多く、
味付けはマヨネーズやスメタナ(ロシアのサワークリーム)和えや、油と塩でマリネされたようなシンプルなものが多いようです。
ロシアらしい!と言ってまず思いつくサラダはやはりオリビエ・サラダ。
特に新年には「もみの木」「みかん」「シャンパン」と並んで欠かせないものに挙げられています。
フランス人の血をひくモスクワの料理人オリヴィエが発案した料理で、
もともとはエゾライチョウ、タン、アンチョビ、魚の卵巣、ザリガニなどが入っていましたが、
ソ連時代に手に入りやすい食材にアレンジされ、大衆に広がりました。
今ではジャガイモや玉ねぎ、ニンジン、ハムやソフトタイプのサラミ、茹で卵にキュウリのピクルスなどをサイノメに切り、マヨネーズをたっぷりかけて混ぜたもので、
日本のポテトサラダはここからきているのだという説もあるそうです!
▲そしてもうひとつユニークなネーミングの“毛皮コートを着たニシン・サラダ”
ビーツの赤紫と白いスメタナ(ロシアのサワークリーム)との鮮やかなコントラストがボルシチのよう。
茹でて細切りにしマヨネーズあえにしたビーツとジャガイモ、酢漬けニシンを重ねていきます。
まるでケーキみたいに華やかでボリュームもたっぷりなので、お祝いの席でもよく登場します。
ほかにもよく見かけるロシアのサラダには、
キャベツやニンジン、パプリカが入っている「ビタミン・サラダ」
(おそらく長い冬には取りにくい新鮮なビタミンを豊富に含んでいるところからきているのでしょう。)
チーズとオリーブ入りの「ギリシャ風サラダ」
日本でも人気のある「シーザーサラダ」や「ルッコラのサラダ」
野菜としてお米が入っている「イカ・サラダ」や「カニ・サラダ」もあります。
また、ナメコや昆布、カニカマはロシアにもあって、サラダとしてよく食べられています。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。