ロシアで観光客にも有名な劇場といえばやはり、ボリショイ劇場。
ながーい修理期間を経て、この秋ようやく再オープンしました。
きっと素晴らしい劇場として蘇っているはず。チケットが入手できておらず、まだいけていないのですが、行ったら絶対報告しますので、乞うご期待。
でもロシアにはよりチケットも安価で身近に通える劇場やコンサートホールがボリショイ劇場以外にも、沢山あります。
その中でも、クラッシック音楽を楽しみたいなら、チャイコフスキー・コンサートホール。
市内の目抜き通り、トベルスカヤ通り沿い、堂々たるマヤコフスキー像が正面に見える場所にあります。

この場所には20世紀初頭より、劇場があったそう。
その歴史の中で、映画館となったり、また革命後は、メイエルホリド劇場として同じ場所に立ち続けました。
その後改修を行い、1940年、チャイコフスキー生誕100周年を記念して、コンサートホールとして再オープン。
1940年10月12日の初演は、ソビエト連邦国立交響楽団による、チャイコスフキー交響曲第6番、ピアノ協奏曲第1番などが演奏されたそう。
中に入ってみると、趣はありますが、内装などは比較的シンプル。
入り口はおばあちゃんの憩いの場。

上に上がると、コンサートホールのおばちゃんがプログラムを手に立っています。
プログラムはたいてい、50ルーブル(約150円)から100ルーブル(約300円)程度。

記念に、私はほとんど必ず買うようにしています。
とある秋の日のコンサートは、ラフマニノフ・ピアノ協奏曲、ラベルのボレロなど。
以前はチャイコフスキーのバイオリン協奏曲、交響曲第5番などを聞いたことも。
折角なので、ロシアの作曲家を狙って。

以前は、クラッシック音楽なんて、大して好きでもなんでもなかった。
でもモスクワにいると、クラッシック音楽が本当に身近で、しかも臨場感溢れるコンサートでいつでも聴きにいける!
今ではすっかり大好きになってしまいました。
途中の休憩は、ちょっとしたブッフェで一服。
コーヒーとスイーツもいいけど、「ソヴィエトの」というシャンパンがお気に入り。

休憩後は再び緊張感溢れる演奏。
楽団の一糸乱れぬ演奏と調和と迫力に鳥肌が立ちます。

この日初めて生演奏で聴いたボレロ。全曲通して同じリズムを刻み続けるドラムに心から拍手。この人が乱れたら、演奏が成り立たないでしょう。
演奏が終わったら、当然拍手喝采。感動したら、スタンディング・オベーションも自由です。

本格的な演奏がこんな身近に聴くことができるなんて、本当に貴重。
さらに、チケットが、安い。ある日は1000ルーブル(約3000円)で最前列。
別の日は500ルーブル(約1500円)で、中2階の最前列。
そのときの演目内容や出演者によって、当然チケットの値段はまちまち。でも一般市民が気楽に楽しめる値段、まだまだ大変安いと言えると思います。
チケットは当コンサートホール入り口にある窓口で購入します。
ロシア語でないと窓口のおばちゃんとの会話は難しいと思うので、ロシア語のできる人に手伝ってもらうか、紙に書いて渡したほうが良いかも。
コンサートホールのホームページなどは特にないので、演目内容は、劇場入り口の演目表を確認するか、外国人向け英字フリーペーパー、またはホテルのコンシェルジュに聞いてみるのが良いかも。
立地も都心のマヤコフスカヤ駅の駅横で大変便利。
伝統的なクラッシックだけではなく、ジャズとの融合風など、毎日のプログラムは様々。
気になった演目があったら、是非行ってみて!

【Information】
Concert Hall named after Chaikovsky
Triumfalinaya square, 4/31
(495) 232 53 53
Концертный зал Чайковского
Триумфальная пл., 4/31
(495) 232 53 53, 699 39 57,
最寄り駅:地下鉄マヤコフスカヤ
