№62 ロシアの野菜・果物事情が窮地に- ロシア産の生プルーンもおいしいけれど

公開日 : 2014年08月08日
最終更新 :

先日、スペイン産のおいしいモモのことを書きましたが、そろそろロシアの店頭から姿を消してしまいそうですね。

生活していると、とくにEU産の生鮮品に頼っていることを実感していたので、すごく厳しい事態に感じます。

この夏毎日の喜びだったあのモモももう、今店頭に並んでいる分で最後ってことになるのかも?そろそろお別れをしなくてはならないのですね。

モモなきあと、今の時期ロシアで楽しめるおいしい果物は...

▼生プルーン

Слива Красная(スリヴァ クラスナヤ/赤プルーン)

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Слива Синая(スリヴァ スイーナヤ/青プルーン)

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日本でも最近よく見かけるようになりつつありますね。生プルーン=プラムです。

日本に住んでいた時は、Oisixで生鮮品の買い物をしていたので、旬になると長野県産の生プルーンをたまに買っていました。確か数粒で500円ほどしたような気がするのですが、ロシア産の生プルーンはとても安いです。(もちろん、同じものではないので比べようもないですが)

▼スーパー BILLAで熟れ過ぎセール 1kgあたり19.9RUB≒60円

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これは安過ぎますね。通常は、産地・種類にもよりますが1kgあたり40RUB-80RUBくらいです。

今はこうしてプルーンがありますが、秋のお楽しみ=「柿(スペイン産)」も去年とてもおいしかったので、もう味わえないんだなぁと思うと残念です。

ロシアは近年、国内で消費される食品の約1/3を輸入に頼っていたということですし、今回の禁輸によるEU経済へのインパクトは120億ユーロとの試算があるようです。これからどうなっていくのか、穏やかでないですね。

*1RUBは、現在のレートで約2.8円です

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