№62 ロシアの野菜・果物事情が窮地に- ロシア産の生プルーンもおいしいけれど
先日、スペイン産のおいしいモモのことを書きましたが、そろそろロシアの店頭から姿を消してしまいそうですね。
生活していると、とくにEU産の生鮮品に頼っていることを実感していたので、すごく厳しい事態に感じます。
この夏毎日の喜びだったあのモモももう、今店頭に並んでいる分で最後ってことになるのかも?そろそろお別れをしなくてはならないのですね。
モモなきあと、今の時期ロシアで楽しめるおいしい果物は...
▼生プルーン
Слива Красная(スリヴァ クラスナヤ/赤プルーン)
Слива Синая(スリヴァ スイーナヤ/青プルーン)
日本でも最近よく見かけるようになりつつありますね。生プルーン=プラムです。
日本に住んでいた時は、Oisixで生鮮品の買い物をしていたので、旬になると長野県産の生プルーンをたまに買っていました。確か数粒で500円ほどしたような気がするのですが、ロシア産の生プルーンはとても安いです。(もちろん、同じものではないので比べようもないですが)
▼スーパー BILLAで熟れ過ぎセール 1kgあたり19.9RUB≒60円
これは安過ぎますね。通常は、産地・種類にもよりますが1kgあたり40RUB-80RUBくらいです。
今はこうしてプルーンがありますが、秋のお楽しみ=「柿(スペイン産)」も去年とてもおいしかったので、もう味わえないんだなぁと思うと残念です。
ロシアは近年、国内で消費される食品の約1/3を輸入に頼っていたということですし、今回の禁輸によるEU経済へのインパクトは120億ユーロとの試算があるようです。これからどうなっていくのか、穏やかでないですね。
*1RUBは、現在のレートで約2.8円です
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。