№63 ロシアンヨーグルトにもあった- マダガスカルバニラ味
ここ数週間連日30度を超える暑さが続き、ありがたいはずの夏のロシアの太陽にも飽きたなあと思うくらいの日々でしたが、今週から雨が降ることが多くなりました。まさに一雨毎に秋の足音が聞こえてきましたね。今朝はもう肌寒く、久しぶりに温かい飲み物が似合う感じです。
先日の記事の通り、欧米産の様々なものがロシアに入ってこなくなっていて、じわじわとショックを受けています。
ボルディエのバターだって手に入るモスクワだったのに、フランス産をはじめ、ヨーロッパのバターやチーズ、ヨーグルトは店頭から徐々に姿を消しつつあります。先週末、会員制のスーパーMETROへ行ってみると、早くもEU産乳製品コーナーの棚は空っぽでロシア産製品に入れ替えようにも間に合っていないようでした。
ヨーグルトについて言うと、「ノンファットヨーグルト」はローカルなものにはなく、これまでMALOかスーパーマーケットアシャンのPB(ともにフランス産)くらいしか見つからなかったように思うのですが、それも手に入らなくなるのかな。トルコ産などに置き換わるのでしょうか。乳製品大好きなロシア人、乳製品摂取の際にはわりと脂肪含有量を気にするのか、牛乳やケフィール、スメタナ(サワークリーム)などには大きく乳脂肪分表示がありますが、誰かヨーグルトについても気にして...と切に思いますよね。
*ノンファットミルクも、輸入物以外ではあまり見かけたことがないですね
▼昨日まだ店頭にあった、MALOのノンファットヨーグルト
旧ソ連時代のような食糧不足への備え云々と騒がれていますが、にわかには信じられず、色々と残念でならないわけですが、嘆いてみたところで仕方がないので、ロシアンヨーグルトに目を向けてみたら、こんなものを見つけました。
▼Б. Ю. Александров(ビー・ユー・アレクサンドロフ)の飲むヨーグルト マダガスカルバニラ味 290g入り、乳脂肪分は1.5%。70-80RUB程度
本物のバニラビーンズがたっぷり入っていて、ちゃんとバニラの味がしてなかなかおいしいです。ロシア人は何しろ果物が大好きなので、ヨーグルトも基本果物味のバリエーションしかないなか、珍しいです。私は果物味よりバニラ味が好きなので、嬉しい新発見でした。
それにしても、ローカルものの飲むヨーグルトがこのサイズで200円以上だなんて、よいお値段です。普通の飲むヨーグルトは大体40RUB程度なので二倍くらいの価格設定。このБ. Ю. Александровは、ちょっと高級志向の乳製品メーカーのようですが、どんなスーパーでもわりと売られているという不思議な存在です。
▼もちろん果物系のバリエーションも豊富です
あのおいしいMichel et Augustinのマダガスカルバニラ味ほどソフトクリームっぽい味はしないですが、パッケージもロシア感が強い重々しさなので、ロシア的解釈のマダガスカルバニラを感じていただけます、きっと。
*1RUBは、現在のレートで約2.8円です
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