ムンバイの台所!クロフォードマーケット散策

公開日 : 2012年07月19日
最終更新 :
筆者 : 鳥巣 悠

おそらくインドで一番人口の多い街ムンバイには、その人口の多さに負けないくらい

無数の市場(マーケット)が存在します。

そんな多くの市場の中でも、おそらくムンバイで一番大きなものがここクロフォードマーケット...!

ここに来れば揃わない物は無いというくらい、野菜、肉、果物、日用品、雑貨、

服飾品などの店が所狭しと並んでいます。

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実はこちらのマーケット、インドがまだイギリス領の時代であった1868年

に造られたという、150年近くの歴史を持つ市場。

外壁にはここの名前にもなっているムンバイの初代市管理官Arthur Crawfordの

名も刻まれています。

周辺の交通事情が悪くて外観の撮影ができなかったのですが、

石造りのレトロな外観も一見の価値アリです!

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まずは手始めに日用品のエリアをぶらぶら...。

値段は自宅の近くのマーケットと大差ないようだったので今回は何も

買いませんでしたが、手編みのカゴやギフト用のボックス&バッグの種類が

豊富で、日本でインドのお土産を配る時に役立ちそうでした。

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あまりの臭いにお肉コーナーは早々に退散...。続いては野菜コーナーです。

より数多くの商品を並べるためか、目線よりもずいぶんと高い所にまで

野菜が積まれています。そして天井からお店に向かって、何本もの長いロープが...。

このロープは何?と聞いてみると、「これを使って定位置に登るんだ」とのこと。なるほど...。

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左:ニンニク、玉ねぎ、じゃがいもはインド料理の必需品。

右:白目を向いて爆睡中の店員...。

こんなに寝られたら申し訳なくて買いたくても起こせません...。。

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そして一番色で溢れているのは果物エリア!

日本では珍しい、南国ならではの果物がたくさん売られています。

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実はこれを撮影したのは5月末。市場には様々な品種のマンゴーが

これでもか!という位売られていました。

(インドでは毎年4月頃から雨季の始まる6月位までがマンゴーのシーズンで、

特に「マンゴーの王様」と言われる品種のアルフォンソマンゴーは濃厚な香りと

甘さで一番の人気種です。

ちなみに、この時はアルフォンソ種が1ダース(プラス2個オマケ)でなんと

400Rs(約600円)でした。安い...!

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同じく果物コーナー。

何もこんなにも置かなくてもいいだろうに...と思うくらいスイカ&パイナップルが山積み...。

果たして気温30度以上の中、腐らないうちに売り切れるのでしょうか??

こちらが心配になってしまいます。

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こちらは多分ペット用の鳥コーナー。

なぜ「多分」かというと、可愛らしいインコやウサギなどの隣には肉付きの良い

ニワトリの入ったケージもあったからです...。

食用かペット用かは買った人次第ということでしょうか...?

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同じく生き物コーナーの通路に大きなケージを発見...!これはもしや...

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なんと市場には子犬まで売られていました...!

狭いケージで動きにくそうな子犬達を指差し、「(小型犬くらいの大きさを手でつくって)

大人になってもこれ位の大きさだ。」とオジさん。

いや、どう見ても足の太さからして、もっと大きくなると思うのですが...。^^;

大型犬になってしまった日には日本に連れて帰れないし...と、家に連れて帰りたい

衝動を抑えて市場を後にしました。

ちなみに余談ですが、ペットブームの兆しがあるインドでは、原価の安いヤギの子供を

犬に見立てて売るという詐欺まであるそうです。

さすがに分かりそうな気がしますが、育ててみたら実はヤギだった...!

なんてことになったらビックリですね...。

なお、こちらのクロフォードマーケット、もちろん観光目的で楽しめると思うのですが、

くれぐれもスリにはお気を付けください...。というのは、実は私が歩いて周っている時にも

一度わざと横にぶつかってきてポケットを一瞬触られた感触があったからです。

幸いポケットには何も入れてなかったので被害はありませんでしたが、外国人は

ターゲットになりやすいので、被害に合わないように十分注意しましょう。

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