山形村での楽しい1日の過ごし方 その3
お昼の後は、慈眼山 清水寺(きよみずでら)へ行ってみました。
清水寺は、山形村の清水高原にあります。
くねくね山道を車でのぼっていくと、雰囲気のある立派なお寺がひっそりと山の中にありました。
お寺に入る前に「清水の舞台」を真似て作られた展望台へと行ってみます。
ここの標高は1,200m。
ここまで来ると、やはり涼しいですね。
爽やかな風が通り抜ける展望台からは、松本平が一望できました。
それでは、お寺へまいりましょう!
まずお出迎えしてくれたのは、珍しい石造りの仁王さま。
お顔は特徴的で趣があります。
仁王門から山門へ延びる参道には百体観音がありました。
どれもお顔が違いますが、とてもやさしいお顔です。
少し階段をのぼり、手入れの行き届いた庭を過ぎ、本堂に到着しました。
真偽のほどは分かりませんが、寺伝によると、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際、天平時代に開かれた山形村の清水寺を参詣し征伐の成功を祈願したところ、霊験あらたかだった為、御本尊を京都に移し、それが京都の清水寺になったと伝えられているんだそうです。
長野の山奥のお寺が、あの京都の清水寺と繋がりがあったとは、ロマンを感じます。
しかも、現在の山形村の清水寺の本尊は清水様式と呼ばれる千手観世音菩薩像で、京都の清水寺の千手観世音菩薩像と同じ様式なんだとか。
でもって、清水様式の千手観世音菩薩像は、全国に数十体しかないと言われるているのだそうです。
これは絶対に何かしらの繋がりがあるでしょう!というか、あると思いたい!!
そしてさらに!全国には100ほどの「清水寺」の字を持つ寺院があるそうですが、その多くは「せいすいじ」と読み、「きよみずでら」と読む寺院は少数なのだそうです。
もう、京都の清水寺との縁を感じずにはいられないですね。(笑)
坂上田村麻呂が腰かけたと言われている石もありました。(確かそう聞いた気がする・・)
おや?逆さのハートを見つけちゃいました。
と思ったら別の場所でもハートを発見。
なぜハート型に彫られているのでしょうかね? とても不思議です。。。
残念ながら今年は、慈眼山 清水寺へと通じる林道が工事中であるため、直接車で行くことができません。
お越しの際は、近くの宿泊施設「スカイランドきよみず」から自然散策路を利用し、歩いてお出かけください。
スカイランドきよみずから清水寺までは、歩いて約20分です。
ただしお盆期間中は、林道の通行が可能となります。
8月14日(木)の夜には、参道に灯りをともす「天空の夢灯り」を開催しますので、ぜひ幽玄な空気を感じにお出かけください。
〒390-1301
長野県東筑摩郡山形村2025-1
TEL:0263-31-6220
FAX:0263-31-6282
慈眼山 清水寺
〒390-1301
長野県東筑摩郡山形村7466-10
TEL:0263-98-3002
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