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ケニア/ナイロビ特派員ブログ 河上 洋子

ケニア・ナイロビ特派員が現地からアフリカ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


咋年6月1日、首都ナイロビと港湾都市モンバサの500Kmを5時間で結ぶ高速列車「マダラカ・エキスプレス」が開業しました。この「マダラカ・エキスプレス」はケニア政府の国家戦略VISION2030の目玉プロジェクトでもあることから、その開業以来何かと話題になっていますし、日本語メディアでの報道も少なくありません。


でも今回のトピックは、この「マダラカ・エキスプレス」ではなく開業ニュースの影でひっそりとその灯を消したLunatic Express。イギリスの東アフリカ統治の歴史とともに運行されてきた夜行列車です。廃業前にナイロビ→モンバサ間を利用したときの様子をご紹介します。束の間タイムスリップジャーニーに浸っていただけたら幸いです。



建設ラッシュに沸くナイロビ市街。オフィスビルやサービスアパートメント、大型ショッピングセンターが次々にオープンしています。街の様子は「ナイロビのパノラマビュースポットへ行ってきました!」でご紹介したとおりです。

その一方で古い宅地や建造物の取り壊しが急ピッチで進み、旧きよき時代を振り返り、ノスタルジックな気分に浸ることが出来るスポットが市街地からだんだんと姿を消し、ナイロビらしさが薄まってきているのも事実です。

ナイロビ~モンバサ間で運行される夜行列車Lunatic Expressは、19世紀末に大英帝国により東アフリカ統治政策の要として建設されたもの。駅舎も寝台車も当時のままのものが多く、ナイロビ駅のゲートをくぐった瞬間にタイムスリップをしたような錯覚に陥ります。

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Lunatic Expressは午後7時にナイロビ駅を出発、約500Kmの距離を12時間かけてモンバサ駅へ向かうのだとか。でも私たちが乗車した日は、それより1時間近く早くナイロビ駅を出発しました。遅れて当たり前、と思っていただけにちょっと拍子抜けしつつ、夕焼けに染まるナイロビの街を眺め、涼やかな風を感じながら地平線を探しました。

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翌朝、目が覚めるとあたりは一面のサイザル畑。標高もかなり下がっていて、車窓から流れる風も少し緩んだようでした。朝食を済ませて時計をみると(なんと!)午前8 時を回っています。列車は快調に走っていましたが、車掌に聞くと「昼前のモンバサ到着」と言われました。

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・・・そして車掌の約束どおり、正午前にモンバサ駅に到着!到着と同時に赤道直下らしい熱気がモワっと出迎えてくれました。昨晩からの旅路を振り返るには、モンバサ駅構内は少々暑すぎましたが、非日常をたっぷり味わうことができる18時間でした。

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2017年6月に開業した高速列車マダラカ・エキスプレスは、同じナイロビ~モンバサ間をわずか5時間で走りぬけます。Lunatic Expressが狭軌(Meter gauge)なのに対して、このMadaraka Expressは標準軌(Standard gauge)のため、相互乗り入れは出来ません。マダラカ・エキスプレスは現在モンバサ~ナイロビ間(フェーズI)が完成、さらに内陸へ伸ばすフェーズIIの準備も着々と進んでいます。フェーズIIはナイロビ国立公園内を通過する計画のため、市民から反対の声も上がっています。どんどん便利になり、開発がすすむケニアを象徴するマダラカ・エキスプレスと19世紀末に大英帝国の東アフリカ進出の原動力となったLunatic Express。様式は違えど、鉄道の果たす役割は変わらないのかもしれません。


2018年7月 7日

ジャンボ!
野生動物の記事が続いたので今回はケニアの美味しいものの話です。
ケニアはいわずと知れた農業国、お野菜や果物をヨーロッパ市場に輸出しています。また、畜産も盛んで生乳、バターやチーズなど乳製品も国産品が流通しています。新鮮な寿司ネタこそ高嶺の花ですが、ナイロビ暮らしなら色んな味をいつでも楽しむことが出来ます。


例えば代表的なアフリカ料理のラインアップはこんなかんじです。

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1)インジャラ:エチオピア料理
最初は恐々でも一旦味を覚えると病み付きになると日本人女性の間でも評判のインジャラ。長時間煮込んで味が馴染んだソース(ドロ)をクレープ状に焼いた生地(インジャラ)ですくって食べます。雑穀テフを水で溶いて数日間発酵させてから大判のクレープ状に焼いたものがインジャラです。赤茶色のものがテフのインジャラ、白いのは小麦粉のインジャラ。酸っぱいインジャラにスパイシーで濃厚なソースがよく合う、と日本人女性には概ね好評なのですが、何故か男性には苦手な方が珍しくないとか。数種類のソースをのせて大勢で食べると一層美味しく食べられます。

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2)ニャマチョマ:ケニア料理
ケニア人にとってのご馳走はズバリ肉。そして食べるときはキロ単位でお肉ばかりを食べるのがケニア流。ニャマチョマとはスワヒリ語で焼肉(ニャマ=肉 チョマ=焼く)という意味で、ヤギ肉を炭火でじっくり焼いたものを粗塩だけのシンプルな味付けで食べるもの。一番美味しいのはあばら骨の部位、香ばしくクリスピーな味わいです。

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3)ピラウ:ソマリ料理
見てのとおりスパイシーな炊き込みご飯。ピラウは中東やインドにもあるお料理名のようですが、ソマリ風のピラウはよりスパイスが効いていて、でも洗練された風味。何故かここ数年、ナイロビのCBD(Central Business District)にはソマリ料理店が次々にオープンしています。  

  

     

IMGP3020.JPG もちろん、マサイマラ国立保護区など動物保護区内外のロッジのごはんも充実しています。
お客様の多いピークシーズンはたいていブッフェスタイルですがスープやサラダに始まり肉料理のメインディッシュ、果物や焼きたてのパンや焼菓子まで。毎食ついつい食べすぎてしまいそうになること請合います。


2018年7月 3日

アンボセリ国立公園は、アフリカ最高峰キリマンジャロ山をバックに野生動物を観察するには最適のフィールドです。

ケニア南部、キリマンジャロ山の裾野に広がるアンボセリ国立公園は広さ390平方キロメートル、ナイロビからはハイウェイに乗って片道4時間の距離にあります。ライオンやヒョウ、チーターなど肉食獣はもちろんですが、この公園の見どころはゾウの群れ。公園中央の湿地帯周辺では日長一日草を食んだり、水(ドロ)浴びをするゾウの姿に遭遇します。ここのゾウたちは、他の地域に生息するゾウと比べると、ヒトからの脅威(特に密猟など)に晒されていないためか、すごくのびのびとしています。

写真はいずれも1月に公園を訪れたときに撮影したもの。ゆったりと水浴びするゾウの姿になんともいえずホッとしたことを覚えています。ドラマチックな動物サファリよりも、草食獣が悠然と草を食む姿をぼんやりと眺めるほうが性に合う、という方にはアンボセリがお勧めです。

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国立公園内の湿地帯で水(ドロ)浴び中


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ドロ浴びがひと段落すると車道へ上がってくることも(よく)あります


アンボセリは火山性の土壌であるため、気温が高くなる日中は上昇気流のせいで視界がかすんで山が見えづらいことがあります。朝夕、特に日の出前の午前5時半から6時ぐらいの時間帯にかけては朝焼けに染まるキリマンジャロ山がよく見えます。

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朝焼けに染まるキリマンジャロ山(5896m)とマウェンジ峰(5149m)


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日が高くなるにつれ空の青さと稜線とがなじんでいきました


ケニアを代表するアンボセリ国立公園はキリマンジャロ山とゾウ、ダイナミックなアフリカを体感できる絶好のロケーション。しかも標高1,000mと一年中、過ごしやすい陽気です。片道4時間のドライブが長すぎる、という方にはプロペラ機(定期便)利用のアクセスをお勧めします。

■ アンボセリ国立公園

  • アクセス:ナイロビから片道4時間(舗装路)ドライブまたは定期便(35分)利用
  • 入場料: 非居住者大人 USD60/24時間(入場2回まで) 非居住者子ども USD45/4時間(入場2回まで) 

入場料はカード(クレジット&デビッド)での支払い限定


2017年10月18日
2017年9月27日
2017年9月26日
2017年9月20日
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  • 特派員プロフィール
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    ナイロビ特派員
    河上 洋子
    スワヒリ語学院のOGでコーディネーター&通訳(英語・スワヒリ語)をしています。ナイロビで気に入っているのは、街路樹がジャカランダの花で紫色に染まる景色とスワヒリ語でのおしゃべりです。旅行のプランニング、出張サポート、リサーチなど、ケニア手配に関するご相談は会社サイト『AFRO SPACE』もしくはこちらまで。 DISQUS ID @disqus_1cCodKi16Y

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