ペット事情☆ニューオリンズ編
私も半年ほど前から犬を家族に迎え、近所をお散歩に行くとたくさんの犬に出会います。それほどアメリカのペット所持率は高いと思うのですが、とにかく大きな犬の方が圧倒的に多いのです。
うちの犬は1.5キロにもならないちびっこなので、ご近所では遊んでもらえる犬友達がなかなか出来ません。
うちの子がビビって私の足下で震えている時も、飼い主同士は会話をしますが、ほとんどの飼い主が、シェルターから譲り受けていたペットを飼っています。
アメリカには日本のように店頭に子犬が並んでいるようなペットショップはほとんどありません。ニューオリンズにはショッピングモールに一件、5匹くらい子犬を置いているところがありますが、アメリカでは日本のような『ペットショップ』はほとんど見当たりません。
そのかわり、純血種の犬が欲しい人はブリーダーから直接、そして大多数の人はいろいろな事情を抱えた犬や猫をシェルターから譲り受けるのです。
ニューオリンズにもシェルターはいくつかあり、ボランティアの方々が月に何度かペット用品店で『adopting event』という飼い主探しイベントを行っていたり、インターネットに広告を載せたりします。
少し以前の記事にも書きましたが、ルイジアナ州では今、原油流出事故に伴って職を失った漁業関係の人たちが、ペットの世話をあきらめざるをえず、シェルターに持ち込んでくるケースが大変増えているそうです。
そこで自治体やボランティアも事態を重く見て、漁業関係の人のペットには無料で簡単な医療が受けられるようにしたり、ペットフードの配給もしているそうです。
自然が多く、犬たちが自由に走り回れる大きな公園もあり、ほとんどの家に大きな裏庭がある、東京のような都会よりもペットには良い環境の多いアメリカ、ペットを持つ家庭の割合は東京よりも多いかも知れませんが、その分悲しい事情でシェルターで次の家族を待つペットも多い気もします。
ちなみに、私が以前住んでいたボストンでは野良猫(外をうろうろ歩いている猫)はとても少なく、ほとんど見かけなかったのですが、こちらにはたくさんいます!毎日散歩のたびに、暑そうに車の下で伸びていたり、木陰で寝転んでいる猫をたくさん見かけます。
アメリカ広し、州によっていろいろとペット事情も違うのだと思います。
ちなみに、うちの愛犬、バンビちゃんです。
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