24日のクリスマスイブ。ダウンタウンを北上し、ミッドタウンの42丁目へ。そこから59丁目のセントラルパークにいたる5番街の通りは、雨模様という天気にもかかわらず買い物客の往来がはげしく、人混み、ネオンの洪水、途切れなく続くタクシーや、バス、タクシー代わりの「人力車」でごった返している。
不況にも関わらず、オフィスビルは、例年通りゴージャスなクリスマスのデコレーションでうめつくされ、商業店舗は、幾分派手すぎるほどSALEの文字や色とりどりのネオンをきらめかせている。こんな不況時だからこそ、どこもかしこも、買い物客をひきつけるために派手な飾り付けをしているのだろう。
物は買わずウインドーショッピングだけ、と言われるが実際は買い物袋をいくつもかかえた人も多い。フェラガモの袋を2つも持った若い女性が、さらにグッチの店内も物色している。
フェラガモのお財布($250)とグッチのお財布を比べたかったのだが、ショーケースにはたくさんの人が群がっていて近づけない。さすがに何百ドルという衣服に比べたら、バッグやサングラスといった小物のほうが売れ筋のようだ。
クリスマス商戦の次に来るSALEも魅力だ。 アメリカ人の中にはクリスマス後の26日に安くなった商品(クリスマスオーナメントやキャンドル、プレゼント用の包装紙などが50%から75%引き)を来年のためにまとめ買いする人もかなりいる。米国人は賢く買い物しても、厳格に消費を抑えることまでするのかは疑問だ。(車や家の購入は別だが。)たとえ宗教が異なるとはいえ白人、黒人、ラテン系、ユダヤ系、アラブ系、アジア系など多種多様な民族が、一堂に会して買い物している光景がそこかしこでみられるのだ。やはり消費大国と言われるゆえんである。アメリカのショッピング風景というのはいつの時代も変わらないように思われる。




