NYからプリンスエドワード島小旅行 後編 ~灯台のある風景
さて、プリンスエドワード島旅行の続きである。
「赤毛のアン」の世界で知られるこの島のもうひとつの顔は、「灯台のある風景」だろうか。
海岸沿いをドライブすると、いたるところで目にする灯台。
米国側のニューイングランド、特にメーン州でもおなじみの光景だが、この島ではさらにその数が多くなる。果てしなく続く大地と空と海岸線にひっそりたたずむ灯台。写生でもしたい北の果ての風景がそこに広がる。
2泊目と3泊目だが、シャーロットタウンを離れ、西に30分ほどドライブした小さな街、サマーサイドのB&Bに泊まることにした。英国もそうだが、田舎町ではアットホームなB&Bの宿泊がいい。
とくに私の泊まったB&Bは「ファーム」と名づけられていることもあり、裏庭に羊がいた。
シャワーを浴びてるときでも、寝ているときでも裏庭から
「メェー」という鳴き声が聞こえる!!
B&Bに泊まるのは、圧倒的に熟年カップルが多い。聞いてみると、カナダのノヴァ・スコシア州、アメリカのマサチューセッツやニューハンプシャーから気軽にドライブで来ているようだ。観光というより、夏の暑い季節は、涼しく自然の恵にあふれた人の少ないこの地で、のんびり過ごしたい。という思いなのだろう。
朝食会場で顔を合わせると、皆会話がはずむ。
近場からだけでなく、ドイツから来ているグループもいた。カナダの都市や田舎を1ヶ月かけて周遊するのだそうだ。さすが、夏休みが長いドイツ。うらやましい。
宿泊したすぐ近くには、港沿いにショッピングビレッジもあり、眺めのいいレストランも完備。
また、少し離れたところには小さい灯台も。
海岸沿いが遊歩道のようになっているため、ジョギングする人も見かけた。レントアパートの張り紙のある建物からは、毎日オーシャンビューを楽しめそう。私もこんなところで1ヶ月、ボーっと過ごしたいものだ。
さて、東の果ての灯台には行き着けなかったが、今回はがんばって東の端、ノース・ケープまで行ってみよう。
道はどこまでも続く。
教会もある。横には墓地。そしてそれ以外には何もない。ただはてしなく、青い空と海岸線が広がる世界。
こちらはウエストポイント。横にストライプのはいったひと目をひくこの灯台は、切手のデザインにも選ばれたそうだ。
ウーン、海でのんびりしたいが悲しいかな、時間がない。
車を走らせると次々と美しい風景が見え隠れする。
私有地のようなところにも灯台が。
中には昔の絵画にありそうな趣のある風景にも出くわす。
そしてウエストポイントへ到着。人がほとんどいない。爽快!
30分の休憩。ここでランチ!
カフェも灯台風。
「赤毛のアン」の舞台、キャベンディッシュだけで終わらせるのはもったいない。
道も混んでいないプリンスエドワード島では、ぜひともドライブにチャレンジしてみてほしい。
なお、シャーロットタウンから、トロント経由のエアカナダでニューヨークに戻ったが、米国の入国、税関審査、荷物の預け入れなおしはトロントの空港で行われる。
したがって乗り継ぎ時間は2時間ー3時間はみておきたい。場合によってはかなり待たされる。
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