琉球銘菓「きっぱん」ってご存知ですか?

公開日 : 2016年04月17日
最終更新 :

沖縄お菓子のお土産の定番といえば、「ちんすこう」ですね。

サーターアンダーギーもおいしいです。

あとは塩せんべいに紅いもタルト、ブルーシールのアイスなどなど・・・。

たくさんある沖縄お菓子ですが、ひそかに人気の「きっぱん」ってご存知ですか?

これがその「きっぱん」です。白い袋のがそうです。

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奥に移っている四角いのは「冬瓜漬」とうがんづけ です。

どちらのお菓子も300年ほど前に中国から沖縄に伝わったものです。

琉球王朝時代から王府や冊封使へ提供した琉球伝統菓子。

一般の人も食べるようになったのは、明治以降のことだそうです。

どちらもとても手間のかかるお菓子です。

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きっぱんは「橘餅」と書くようです。

かんきつ類を練ったものの周りを砂糖でコーティング。

冬瓜は野菜ですね。瓜です。沖縄では「しぶい」と呼びます。

さっそく食べてみることにしました。

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おいしいです。

「きっぱん」はほのかに柑橘の皮の香りがして、甘さ控えめで上品な味。

「冬瓜漬」は瓜とは思えない甘さと食感。くせになりそう。うまい。

どちらも濃いお茶にあいそうです。

 こんなに歴史がある伝統的なお菓子が、あまり有名になっていないのには理由があります。

作っているお店が、現在1店舗しか残っていないんです。

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国際通り近くの松尾消防署通りにあります。

住所はここ→沖縄県那覇市松尾1丁目5-14(松尾消防署通り)

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店内にはりっぱな冬瓜が並んでいました。

シナモン味の冬瓜漬など種類がいっぱい。

いろいろ試してみたくなりますね。

琉球銘菓「きっぱん」と「冬瓜漬」。

ぜひ一度味わってみてください。

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