さようなら103系
関東方面から来た人が、関西ではまだ103系電車が現役で走っているのですかと驚かれることがあります。
103系電車は、国鉄が製造した通勤型電車。それまでは茶色が主流だった大都市近郊の電車を色分けし路線を区別するスタイルのパイオニア的存在です。
大阪では、東海道本線では見かけなくなったものの、大阪環状線、阪和線、大和路線とその支線で見ることができました。
しかし2017年になってから大阪環状線からはほぼ撤退。1編成ほどが辛うじて残っている状態です。下の画像はラッピング列車(OSAKA POWER LOOP)
オレンジ色のオリジナルカラーの車両はもう数ヶ月見たことがありません。
そして、天王寺と和歌山を走る阪和線でも先月7月末で103系はすべて225系に置き換えられ、羽衣線でしか見られなくなった。
現在103系が現役で走っているのはJR難波から奈良を走る大和路線です。こちらの方はもうしばらくは103系の姿を見ることができますが、それもそう長くはないでしょう。
関西では、あと和田岬線や播但線で103系を見ることができますが、大阪周辺では今年か来年が見納めでしょうか。
今日新大阪駅を通ると宮原操車場(網干総合車両所宮原支所)に廃車予定の103系を見かけました。
上に電気が流れる架線がない所に係留され、自ら走ることができないその姿を見ると、何とも言えないものがこみ上げてきました。
是非関西にお越しの際は、お時間あれば103系達を探してみてください。
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