とうとう終了した2011年ノルディックスキー世界選手権。大会が母国で行われたことから、スキーがナショナル・スポーツである雪国ノルウェーでは毎日がお祭りさわぎでした。ノルウェーの友人たちに聞くと、仕事先ではわざわざ特大テレビが用意されて同僚と一緒に観戦したり、大学では何度も休み時間をとって教授と学生が廊下で一緒にテレビを見たりしていたようです。ノルウェーを初めとし、母国の国旗のマークを顔にペイントする人たちも市内では多く見かけられました。
Foto: Petter Tandberg, Ski-VM 2011
ノルウェー、メダル数堂々の1位
メダル獲得数上位3国は以下の通り。
1位 ノルウェー メダル合計20
金8、銀6、銅6
2位 オーストリア メダル合計10
金7、銀2、銅1
3位 ドイツ メダル合計8
金1、銀4、銅3
Foto: Ski-VM 2011/ Iselin Næss
いつもはガラガラの電車もこの時期は防寒着でスキー観戦に意気込む人で満員に。あまりに混み過ぎたことから、電車が定刻通りに発車せず、「試合観戦に間に合わない!!」と怒る乗客が多かった日もあり、次の日には「電車がカオス」という見出しが新聞を飾る日もありました。また、試合会場の外では何日も前からテントを張り出して応援に駆けつけるノルウェー人も!この期間は、「家でテレビ見るから!」といそいそと自宅に帰る人が多かったのではないでしょうか。
Foto:Ski-VM 2011/ Iselin Næss
やはり、ノルウェーで一番話題をさらったのはペッテル・ノールトゥグ選手。彼は生意気だからとメディアにばんばん叩かれることもありますが、やはり実力があるので優勝するとノルウェー人は「よくやった!」と喜びます。ノルウェー・メディアでスポーツでなにかしらと取り上げられるのは常にペッテル・ノールトゥグ選手といっても過言ではないでしょう。
Photo: Stian Broch,Ski-VM 2011
ペッテル・ノールトゥグ選手がスキーのキングならば、冬のスポーツのクイーンはマリット・ビョルゲン選手。スキー発祥の地であり、男女平等が重視されるノルウェーでは、冬のスポーツ界においての女性選手の進出は嬉しいもの。クロスカントリーにおいての今後の活躍もさらに期待されます。
Photo: Stian Broch,Ski-VM 2011
ノルウェー王室御一家も我を忘れて観戦。
Foto: Petter Tandberg,Ski-VM 2011
「選手権が終ってテレビで見るものがなくなった」と、現在ちょっと物足りなさを感じているノルウェー人は恐らく多いことでしょう。ノルウェー人たちも自らを「僕たちはスキーとなるとクレイジーになる」と言うほど、「スキー=ノルウェー人」。今回の選手権の開催期間の間で、ノルウェー人がどれだけスキーを愛している国民かということが実感できました。
Foto:Ski-VM 2011
※写真はすべてノルディック世界選手権の公式サイト、プレス用写真より
