夏の甘~いノルウェー産イチゴ
夏の短い期間、ノルウェーでは特別な「イチゴ」を食べることができます。ノルウェー産のイチゴのシーズンは毎年6月中旬~8月末頃にかけてですが、6月末~7月末頃になると、道路沿いの小さな出店やスーパーマーケットでは、通常よりも「甘い」ノルウェー産イチゴが販売されます。
「Norsk jordbær」と書かれたイチゴを探そう
特別なノルウェー産イチゴは、「Norsk jordbær」と(ノルシュク・ヨールバァール/ノルウェーのイチゴ)と大きな文字で売り出されています。サイズには大小あり、かたち自体はあまり整っているとはいえませんが、他の時期に販売されているイチゴよりも甘い味わいとなっています。
ノルウェー人の間でも、この時期の自国のイチゴは「甘くて美味しい!」と定評があり、いい状態のイチゴはすぐに売切れてしまいます。ノルウェー国営放送局NRKの電子板ニュースでも、「甘いノルウェー産のイチゴは、ヨーロッパ他国のイチゴよりもビタミンCが多く、健康的」という調査結果が伝えられています。
この時期は、ノルウェー産イチゴよりも値段が安い、輸入イチゴも販売されているので、間違えて購入しないようにしましょう。また、腐れたり、黒ずんだ状態の悪いイチゴが、良い状態のイチゴの下に隠されていることもよくあるので、イチゴの品質チェックも忘れずに!
ノルウェーイチゴの美味しい食べ方
夏の時期になるとイチゴを大量に購入するノルウェー人。イチゴ狩りに行くことも可能です。「そんなにたくさんのイチゴを食べきれるの?」と思うのですが、実はジャムにして冷凍保存しています。
「Frysepulver」というベリーなどのフルーツの「冷凍パウダー」がスーパーマーケットでは販売されており、イチゴを煮込むことなく、手軽にジャムにすることができます。砂糖+パウダーを生イチゴと混ぜてマッシュし、冷凍庫にいれて保存するのみ!(解凍後は1週間以内に食べましょう)。 このFrysepulverだけでも購入して、帰国してから日本のイチゴに試してみるのも面白そうですね。
解凍したイチゴジャムは、ノルウェー人が大好きな家庭のおやつ「ワッフル」に、クリームなどと一緒に美味しく食べます。
真ん中 スーパーで売られている冷凍パウダー
右 イチゴジャムをワッフルにかけて、美味しくパクリ!
夏の美味しくて甘いノルウェー産イチゴ、この夏に旅行にこられる方はぜひ試してみてください!
写真提供(1~3枚目:Yuka Nishida)
(4月お題"この街で食べておきたいフルーツ")
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。