ノルウェー、オスロのカフェでバイトを探したい時

公開日 : 2015年01月11日
最終更新 :
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 ワーキングホリデー制度が始まり、留学生も増加傾向にあることから、バイト探しをしている人も多いのではないでしょうか。

 私は日本のメディア媒体にオスロのカフェやコーヒー事情について多くの記事を書いていることから、最近カフェでのバイト探しの相談を受けることが多くなりました。諸事情により、私がひとりひとりの相談に乗ったり、顔見知りのカフェに直接どなたかを紹介することはしていないのですが、一部のアドバイスは共通するので多少ながら書こうと思います。

■まずはしっかりとした履歴書とカバーレター作り

 ノルウェー人の友人などにお願いして添削もしてもらいましょう。日本とは書き方が異なります。

履歴書に加えて、「カバーレター」というモチベーションを書いた1枚が必要。

参考にオスロ大学のキャリアセンター「履歴書とカバーレターの書き方」CV and Cover Letter

■Finn.noなどのネットの求人サイトだけを情報源にしない。SNSをフォロー

 ノルウェーで仕事やアルバイトを探すときは、通常はFinn.noやNavのサイトを利用します。しかし、カフェや小さいショップなどは、このようなサイトに情報を載せないことが多いです。

 「私たちの店を好きならSNSでフォローしてくれたり、常連客のはず」という考えがあるので、FacebookとTwitterのみに求人情報を載せることが多いです。また、カフェや店員はInstagramで写真で情報発信をしていることも。ネットは使いこなしましょう。

■ノルウェー人はシャイなので、仲良くなってから、バイト探しをしていることを伝える戦略

 北欧の中でもノルウェーの国民性はシャイ。コネで仕事やアルバイトが見つかったりします。お客さんとして仲良くなってから、相談してみては?

■自分でお気に入りのカフェを見つける、お客さんとしてカフェに通ってから応募する

 オスロを散策した事のある人はわかると思いますが、驚くほど至る所にカフェはあります。自分で色々なカフェを何件もみてみて、お気に入りのカフェを見つけてアタックしてみては? お客さんとして、カフェの雰囲気やコンセプトを理解してから、応募しましょう。カフェによっては様々なイベントも開催しているので、参加しておくと、後々の面接で話が広がるのでは? そのカフェに通ったことがないのに、突然履歴書を提出するのは、やめたほうがいいでしょう。

■履歴書はメールで送ったり、直接持参したり

 カフェのホームページをチェックすると、店長などの連絡先メールアドレスが記載されていることが多いので、メールで送信。もしくはお店に履歴書を持参するのはOK。求人情報を待っているだけでは仕事は見つかりません。

■オスロの有名カフェとか

 「オスロ カフェ」でグーグル検索すると、一部私も様々なメディア媒体で書いたTim Wendelboeなどの「有名カフェ」がでてきます。日本語で情報が見つかることから、ここからアタックをすることを考える人がいるようですが、オスロの中でも「最も敷居の高いカフェ」です。「将来コーヒーで本気で仕事をしていきたい」、など熱い思いがあるのなら挑戦するのはありかとは思いますが、軽い気持ちでふらりと応募するのはおすすめしません。

■せめて英語で会話ができたほうがいい

 ノルウェー語ができたらもう最高ですが、英会話はせめてできるように。カフェは「語学の勉強をする場」ではないので、応募前にコミュニケーション能力は最低限つけておきましょう。

■「教えてほしい」という受身姿勢では応募しない

 カフェに限らず全職業に関してそうですが、ノルウェーでは日本と違い、新人のための訓練などに時間やお金を割きません。また、現場に「マニュアル」や「ルール本」があることはあまりありません。すでに能力や経験のある人、率先力になる人に加えて、モチベーションや人柄が優先されるので、「バリスタになりたいから、コーヒーの淹れ方を学びたい」など、「自分はまだまだなので、教えてほしい」という姿勢は、面接であまりださないほうがよいでしょう。また、同様にカフェの現場で「指示待ち」状態だと、使えない人材と思われてしまうので、積極的に自ら行動しましょう。

■最後に

 個人的には、最近オスロ市内でどんどん店舗数が増加傾向にあるカフェのチェーン系列は応募してみる価値がありでないかな?と思います。こぢんまりとその地域のみで一店舗で経営しているようなカフェには、また対照的な良さがありますね。

 カフェは、日本のメディアで紹介されているような有名カフェだけではないことをお忘れなく!オスロはカフェが多いので、チャンスはあります。個々の方々の相談に乗ることはできませんが、カフェでバイト/仕事探し中の方はがんばってください!

Photo&Text:Asaki Abumi

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