オスロで日本の本イベント開催。「移民する本」に、あなたも参加してみる？
日本人アーティストである河村美雪さんが、自身の活動である「移民する本」のためにオスロを訪問中です。29日（土）には、市内にある本屋で、活動紹介を兼ねたトークショー開催と、「移民の本 オスロ版」を販売予定。
「これは移民という所属について考えされられる、アナログ・プロジェクトです」と河村さんは語ります。
ノルウェーや異国に住んでいて、移民として住んでいる人、移民として自らを感じたことのある人は、本の次なる書き手になることができます。今、この文章を読んでいるあなたも、「移民する本」に参加する資格を持っているかもしれません。
問いが書かれた未完成の本は、町にばらまかれ、手にした移住者は写真を２枚貼り、答えを書き込むことができます（何語でもOK)。その本は、河村さんが持ち運んだ「船の本棚」に戻され、また新たな書き手を待ちます。本の値段を決めるのは本屋のオーナーですが、代金はその場で払うのではなく、購入者が自ら選んだ難民支援団体にその金額を寄付します。互いを信頼しあって成り立つプロジェクトですね。
プロジェクト内容の詳細は公式HP「移民する本」にて。
オスロでは移民と自覚している私も、１冊未記入のオスロ版をいただきました。さっそく、どの写真を選んで、何を書くか考えているところです。土曜日のイベントには、書き込んだ本を本棚に戻しにいきます。私が書いた本を次に手にするのは、誰なのでしょう？
河村さんは28日（金）16:00～18:00も本屋に滞在予定です。書き手になることに興味がある方、イベント前に河村さんとお話ししてみたい方、日本版やオスロ版の本を手に取ってみたい方も、立ち寄ってみてはいかがでしょうか？
毎日、ライブ動画実況アプリ「ペリスコープ」（Periscope）では、本屋での様子が生中継されています（詳しくはツイッターで）。私もたまたま取材に訪れた際は、この実況中継中だったので、取材の様子がすべて記録に残っておりました。
イベント詳細
移民する本／Migrating Books／Vandrende Bøker
日付:8月29日14:00
場所:Cappelens Forslag（在住日本人の方々がよく行く、お弁当屋さんの隣です）
住所:Bernt Ankers gate 4
Photo&Text:Asaki Abumi
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