オスロ・ジャズフェス2016/レポート1 30周年記念に日本人勢も出演

公開日 : 2016年08月15日
最終更新 :
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今年で30周年を迎えるオスロ・ジャズフェスティバルが始まりました。8月14~20日まで、オスロ各地では100以上の催しものが開催されます。北欧勢を紹介する無料のショーケースは、北欧ジャズを聴いたことがないという人や観光客の方々にもおすすめです(開催場所はカール・ヨハン通り沿い、国会からすぐの特別設置ステージ「BUZZステージ」などで)。

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オペラハウスでは、オープニングセレモニーが開催され、ジャズサクソフォーン奏者であるヤン・ガルバレクが、パーカッション奏者であるTrilok Gurtuとともに幕を開けました。ノルウェーのジャズ界を支えた大物の一人ですが、国内ではあまりコンサートがされることはなく、2日間のチケットは完売に。「ガルバレク・サウンド」を耳にして、観客によるスタンディングオベーションで現場は盛り上がりを見せました。

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オープニングショー開催前に、オペラハウス内では、ミニコンサートとして「キッズ・イン・ジャズ」という子どもたちの演奏が披露されました。

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日本とノルウェーでは、ここ数年間、ジャズ奏者である子どもたちの国際交流が続いており、今年は仁部 咲良さん(アルトサックス)と佐藤 舞さん(トロンボーン)が駆け付けました。2人とも札幌ジュニアジャズスクール出身で、現在は高校1年生。フェス中は、キッズ・イン・ジャズが出演する各地でのコンサートに参加します。 

写真の右側にいる大人の男性は、オッド・アンドレ先生という、長年ノルウェーのジャズ界の若手の育成と即興音楽を支えてきた人物です。来日もしており、2014年には「オスロのジャズ界で多大な貢献をした人」に贈られる賞をジャズフェスのオープニングセレモニーで授与されました。

8月15日と16日:両日とも15時Buzz-scenen(Spikersuppa広場)、18時(Sentralen)

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オスロにあるノルウェー国立音楽大学で学ぶピアニストの田中鮎美さんが、アユミ・タナカ・トリオとしても初登場します。

8月18日(木) 22時 場所:Sentralen - Forstanderskapssalen チケット料金:240ノルウェークローネ

今年のオスロ・ジャズフェスは、例年より日本人の顔が多めで嬉しく感じます。プログラムを見ても、若手も多く、これまでの伝統的なジャズとは一味違った、個性的な奏者も多め。北欧やノルウェーの「今のジャズ」を体感するには、もってこいの数日間となりそうです。

Photo&Text:Asaki Abumi

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