舞台からジャンプ!観客と一体化するノルウェーのバンド Honningbarna

公開日 : 2017年03月06日
最終更新 :

北欧音楽のショーケースby:Larmが週末に開催され、ノルウェーを中心に、スウェーデンやデンマークなど、数々の北欧のアーティストがオスロの街で曲を披露しました。今回は20周年とあり、全体的にクオリティが高く、驚きました。印象に残ったグループのひとつが、「ホンニングバルナ」(Honnigbarna)。なんと、舞台の上から出演者がぴょんぴょん落下してくる、観客とまさに一体となった舞台演出が見ものです。

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南部の町クリスチャンサン出身のホンニングバルナは、2010年にデビューしたパンプ・ロックバンド。2011年にアルバム『La Alarmane Gå』で、ノルウェーのグラミー賞にあたるSpellemann(スペッレマン)賞ロック部門を受賞しました。欧州や北欧各地でも頻繁にライブをしています。

by:Larm中にライブが開催されたのは、オスロのグリーネルロッカ地区にあるクラブ「ブロー」(Blå)。市内でも特に人気のある場所で、オスロの観光中に、夜お酒を飲んで、音楽を楽しみ、地元の人々がいる場所に行きたい時に良いスポットです(住所:Brenneriveien 9c)。以前、別記事で美大生によるオスロの街のストリートアートが見られる場所としても紹介しました。

私はフォトグラファーとして取材していたので、他のカメラマンと一緒に最前列にいたのですが、開始直前に警備員が来て一言。「ここにいると、人がジャンプしてくるよ。カメラが壊れないようにね」。

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まさかそこまでひどくないだろうと思っていたら、最初から最後まで、何度も出演者がダイブしてくるので驚きました。観客のほとんどは、ビールを飲み、ほろ酔い気分なので、お酒も飛び散ります。「これはつぶされる」と思い、チビの私は舞台の横にすぐ避難。

会場からは、関係者なのか、観客なのか、次々と知らない人たちが舞台に上がり、のりのりで音楽を楽しんでいました。今までフェスで多くの現地アーティストを見てきましたが、ホンニングバルナのような、全く異なる舞台演出は初めて。会場にいる人々も楽しそうでした。

公式HPをみてみると、オスロでの次回のコンサートは6月24日のようです。物価が高いノルウェーですが、音楽コンサートのチケットはなぜかそこまで高くないので、音楽を聴いて楽しむ夜もおすすめです。

Photo&Text: Asaki Abumi

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